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俺はいつものように欠伸を噛み殺しながら学校へ向かう
昨日夜遅くまで勉強してたせいだ。
今日は期末テストだ
勘違いしてるやつが多いが俺は別に不良なわけじゃねぇ
どっちかとゆうと真面目な人間だし暴力だって好きじゃねぇ。


「おはよう、静雄、どうやら昨日は遅くまで勉強してたみたいだね、眠そうだ」
「まあな」
俺に気負うことなく話しかけてくる奴はこの学校で二人いる。
ひとりめはこの男、岸谷新羅。
こいつは変わった奴だ。。
でも俺に恐れを抱かず普通の人間として扱ってくれるこいつのことが嫌いじゃない。

「しーずちゃんっ」

そしてもうひとり。

折原臨也


「いざやぁ!その名前で呼ぶなっつってんだろ!
俺には平和島静雄っつう名前があんだよ!」

「あっはは!すぐ怒るんだもんしずちゃんはおもしろいなぁ!わざとにきまってるじゃない、わ・ざ・と」

ブチブチ
「てめぇ、ふざけんのもいい加減にしろよ」

「そっちこそいい加減俺のこと殴ろうとするのあきらめなよ、
どうせ一発もあたらないんだからさ、」


「いぃーざーやああ!」

「あはは!またしずちゃんが怒った!」

「うぜぇぇぇ!待ちやがれ!このッ!」

ひらりとしずちゃんの攻撃をかわして逃げる。

「悔しかったら捕まえてごらーん」

「待てこのッ」








今日がテストだったことも忘れて臨也を追いかけまわす。

ぜぇっ…ぜぇ…
「ちくしょう、どこ行ったあいつ」
「こっちこっち〜」

ひらひらと手を振り屋上への階段へと姿を消す

本能的に追いかける
「待ちやがっ!?

勢いよく扉をあけて入ってきたしずちゃんにすっと足を出せば予想通り派手にすっ転ぶ。

「なにしやがるいざっ…!?」
起き上がろうと顔をあげるとすぐそこに臨也の顔があり言葉に詰まる。
が、ふとふとももに違和感を感じて視線を落とすと臨也の手に握られた注射器が刺さっている。

「んなっ!」

「さーて、これはなんの薬でしょう?」
俺が困惑してるうちにニヤニヤと人を不快にさせる笑みを貼り付け、いつのまにか顔がぶつかるくらいの距離まで詰め寄ってきている
そして力をいれて射器の中の液体を押し込んでくる。

「っぐ…な、んだこれ」

「なにかと聞かれればそうだねぇ…、しずちゃんの筋力を低下させて、なおかつ感度を著しく上げる魔法のおくすり、ってとこかな?」

その笑顔に背筋がゾクリとする。
こいつ、またよからぬことを考えてやがる。

「それとね、じゃーん。俺、いいものもらっちゃったんだあ」

そういって臨也がとりだしたのは

スカート。
しかもそれはうちの高校の制服。


…嫌な予感しかしない。


「…おい、それ以上俺に近よんじゃねぇ」
すでに足に力が入らず、ズルズルと後ろに後ずさる。
トン、背中に当たる無機質の感覚。
無情にも後ろを見ればもうそこは入ってきたドアだった。

「近寄んなって言ってんだろうが!」

なおも無言でニヤニヤと笑いながら近づいてくる臨也。

…まずい。これはまずい
「まずはその邪魔な手を拘束しないとね」
にこりと微笑んでどこからとりだしたのか手錠を俺の手にはめる。
どこでてにいれたのかなんて知りたくもないし知ろうとも思わない。

ガチャガチャと俺の両手首にかけた手錠をドアノブに器用に固定していく臨也

「ぐっ」
なんとか逃げるすべはないかと力をいれてみるがびくともしない
「無駄無駄、今のしずちゃんはせいぜい女子中学生くらいの力しかないから」

壊すことを無理だとさとり、ギロリと臨也をにらみつける。

「いざやぁ、こんなことしてただで済むと思うなよ」

「いいねぇその目、すっごいそそるよ」
なおも不愉快な笑みを浮かべる臨也

「俺一回見てみたかったんだよねぇ、しずちゃんのスカート姿」






変態降臨です/(^0^)\
一応付き合ってる…って設定、です。
てゆうかなんだろう!書いててすごい楽しい(笑)
変態な文章ですがお付き合いいただけると嬉しいです^^


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