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保険医いわくただの軽い脳震盪、らしい。

砲丸投げ用の鉄球をくらった臨也は気絶したようで今はベットに横になっている。

「じゃ、先生ちょっとこれから出張だから臨也君起きたら戸締りして、鍵は職員室に返しといて」

「、はい。」

投げられた鍵を受け取りうなずく静雄。

ピシャリ

保険医がでていってしまい、保健室には臨也と静雄の二人っきりになってしまう。
体育の授業は6時間目だったために外は今部活中、もしくは帰宅する生徒がいるためか少し騒がしい。

今はおとなしく寝ている臨也の顔を見る。

(黙ってりゃいい顔してんのにな、)

整っている顔をまじまじと見る。
自然と手が伸びて、静雄はさらさらとした黒髪を手で梳く、


そしてすいよせられるように臨也の額にキスをした。


(……っなにしてんだ俺は…!!)

誰もいない保健室で一人真っ赤になりながら自分の行動に驚愕する静雄。

「っ!?」

するとぐんっと手をひかれベットの上に倒れこむ形となってしまう。

見ると寝ていた筈の臨也がニヤリと笑いながらこっちを見ていた。
「口にはしてくれないんだ?」

かぁっと顔が赤くなるのがわかる。
すると一気に視界がぐるんと逆転し臨也にマウントポジションをとられてしまう。

「ほんとかわいいことしてくれるよね、シズちゃんは」

「てめぇっ、いつから起きてやがった!」

「んー?そりゃもちろん、

出張で先生が居ないってとこから、」



「んぅっ…」

不敵に笑い静雄の唇を奪う
臨也のキスは巧くて甘い。

静雄は身体のチカラが抜けていくのを感じた

「ぁ…ん、ふぁ…」

「俺がこんなおいしいシチェーションを逃すとでも思った?」

そうゆうと臨也はゆっくりと静雄のTシャツの中に手を這わす。

「っぁ」

冷たい手がわき腹に触れたからか、静雄は小さな悲鳴をあげた。

そのまま胸の突起に舌を這わせる。

「っ、こんなとこで誰か来たらどうすんだ、っぁ」

「大丈夫、もう放課後だし、先生も帰ったでしょ?それとも誰かに見てもらいたいの?」

「っなわけ!」

「それはそれでそそるけどね」
喋りながら胸の突起を軽くつまむ。

「んぁ、!」


「ほら、もうココかたくなってきてる」

そうゆうとジャージの上から見てもわかるくらい起ちあがった静雄のソコを膝で軽く刺激してやる。


「ぁ、やめ、ろ…」
「身体は正直だねぇ、シズちゃん?」

臨也は静雄の耳を口に含むとわざとぴちゃぴちゃとやらしい音をたてて舐めた。

「…っぁあ、」
「へぇ、耳感じやすいんだ?」

カリ、と耳たぶを噛む。

「んっ」

「ねぇ、どうして欲しい?」

そう言いながらゆるい刺激を衣服越しに与えてやる。

「てめっ…、」

「ほらぁ、言わないとツライままだよ、」

そうゆうと静雄は真っ赤な顔をそらし悔しそうに表情を歪める。
「触って?は」

ぐりっと一層強い刺激を与える

すると観念したのか臨也のほうに向きなおりなにやら口をぱくぱくさせていたが
意を決したように臨也を見つめ、消え入りそうな声で言った。

「……さわれ」

熱っぽい視線で(しかも上目づかいで)顔を真っ赤にしてそんなことを言われた臨也は背中をぞくぞくしたものが駆け上るのを感じた。

「命令口調とはさすがシズちゃんだよね、」
(でもそんな顔で言われたら俺の理性が逆らえない)

ジャージを膝までおろし限界まで起ちあがってるソレにそっと口付けて口に含んだ。
さわれ、と言ったもののまさか口で触られるなんて思っていなかった静雄は赤い顔をさらに赤くする。

「いざっ、や…、やめ」

自分の持ってるテクを総動員してシズちゃんを愛撫する。

「触れって言ったのはシズちゃんだからね、」

「っぁ、喋んなっ…も、でるっ」

いやいやと首を横に振っていたが当然話してやるつもりはない。そのまま静雄の白濁を飲み下す。

口についたソレを見せつけるように拭われて静雄は羞恥で死にそうだった。

「さて、今度は俺を気持ちよくしてね、」
にっこりほほ笑むと保健室にあったであろう軟膏をとりだし静雄の秘部に塗りつける。

「っ…!」

なれない感触からか、身体に力が入ってしまう。
そんな静雄に諭すように臨也は深いキスをする。

「んっ…、」

その隙に指を増やし中をかき混ぜてゆく。

「…あっ、んん…ふ、」

感じてきたのかすり寄るように腰を押しつけてくる。

(まったく、無意識ってほんと罪、)

臨也は自身の限界を感じて一気に指を抜くと代わりに自分のものをおし進めた。

十分に慣らしたがやはりまだきつい。

「…は、きつ、」

静雄にまたひとつキスを落としてから臨也はゆっくりと律動をはじめる。


とそこに、

ガラガラ!

ドアが開く音がする。

!!

息を詰める2人


「すんませーん、転んじゃったんでばんそこくださーい」

どうやら部活かなにかで怪我をした生徒らしい
ベットと入ってきた生徒を区切るものは白いカーテン一枚しかない。

「あれ?先生居ないのかな、」
そういってばんそこを探して棚をあさりだす生徒



息をひそめていた2人だったが臨也が律動を再開する。

!?

「お、おまっ、そこに人が、」
「声、出したらバレちゃうからね」

臨也は静雄の耳元で囁く。

幸いなことに外が騒がしいので小声程度でばれることはないが、もしちょっとでも大きな声がでたら気づかれてしまう。

臨也は静雄をうつ伏せにさせて後ろから覆いかぶさるようにして律動をはじめる
静雄は必死で声をだすまいと枕で口をおさえつけて声を我慢している

その姿がいじらしくて臨也はわざと静雄のいいとこばかりを狙って動く
たまにびくっと震える肩が後ろから見ていてとてもエロい。


ガラガラ


お目当てのものが見つかったのか生徒はでていってしまったが声を抑えることに必死な静雄は気づいていない。


「…はぁっ、いざ、やぁ、」

「わかってるよ、俺ももう限界っ…!」

ぎりぎりまで引いて最奥を突く

「「ッ…」」

ほぼ同時に達すると静雄は力なくベットに沈む。

「…っ、バレて、ねぇよな…?」

「大丈夫、こんなかわいいシズちゃんは誰にも見せるつもりないから。それにさっきの人ならもう出てったし。」

「ってめぇは!こんなとこでこんなことしていいとおもってん「でも、燃えたでしょ?」

「んなっ!」

「あーあ、保健室のシーツ汚しちゃって、これ明日の朝までに洗濯して証拠隠滅しないと」

「……コインランドリー行くか。ジャージも一緒に」

「それがいいね。よしじゃあ制服に着替えて行こう!あ、シズちゃん立てる?なんなら俺が着替えさせてあげっぶ!!」

「触んな」

「さっきまでここで愛をはぐくんでいたのに!」

「うるせぇ、ノミ虫がうつる」

「ひどい!」






やってしまいました。
保健室ってだって一回は絶対書いてみたかったんです^^
自分の欲望を詰め込んだらこんなに長くなってしまった。
エロをもっとすらすらと書けるようになりたいです><!


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