※アリスパロ
※続きものです。前回のはnovelに置いてあります^^
※ちょっとだけマイルの必殺技のネタバレあり
※ギャグです
※そんなでもおkな方のみレッツスクロール☆!









「あっれぇ。見て見てクル姉!静雄さんがすごい勢いで爆走してるよ」

「疾(はやいね)」

「すごいすごい!ねぇその後ろから変態が追いかけてくる!」

「怖(こわい)」

「ねぇねぇ助けてあげようよ!変態から静雄さんを!そしたら静雄さん幽さんのサインもらってきてくれるかもしれないし!」

「参(さんせい)」


静雄はまだひたすら走っていた。

はぁっはぁっ

ぼすっ

(!?)
「おわっ!!」


正面から突如あらわれた網に見事にひっかかる。


「捕獲完了っ!ほらクル姉!足持って」

「了(りょうかい)」


そのまま少女2人の力とは思えないスピードと力で静雄は運ばれていく。


「なんだお前らっ」


「はいはい大人しくしてくださーい!私たちは静雄さんの味方だよっ!」
「助(たすける)」

「ってなんだ、クルリとマイルか。なんでこんなところに?」
「話はあとあと!」

そうゆうと目にも止まらぬスピードで駆けてゆく少女たち。


--------------------------------------

「ほいっ到着」

そうして彼女たちの家らしきところに連れて来られた。

「まぁ、とりあえず助けてくれてありがとな、」

「いいのいいの!それより静雄さんも大変なのに目をつけられちゃったね!」
「災(ついてない)」

「大変なのって…あいつ有名なのか?」

「ここら辺じゃ有名だよ?人間のくせに人間を愛してて誰よりも人間くさい、変人アリスってね!」
「(変)かわりもの」

「?よくわかんねぇけど。気をつけた方がよさそうだな。」

「そうだ!アリスから身を守るために私が必殺技を伝授してあげる!」
「撃(げきたい)」

静雄は素直な好意にあやかることにした。
「ほんとか?ありがとな。」








そうして双子に別れを告げ、いよいよ仕事に向かおうとする静雄。
自分の時計を見てこれは完全に遅刻だ、とため息をつく。



「ため息なんかつくと幸せが逃げちゃうよ?」

(!!)

聞き覚えがある嫌な声がしたと思いばっと振り返るが誰もいない。
聞き間違いか、と胸を撫で下ろして正面を向くと目の前に奴が居た。

「っっ」

驚きで声を無くす静雄。

「そんなに驚くことないでしょ、」

「てめぇ、ストーカーか。」

「やだなぁ、変な誤解しないでよ。」

手のひらを大げさに身体の前で開く臨也。

「俺はただ、君を誘いに来ただけなんだから。」
にぃっと口角をあげて笑う。

その笑みにただならぬ危険を感じて後ずさりしようとした静雄だが、逃げてばかりいるのは性に合わない。
そこでさきほどマイルに伝授された技を思い出す。

(やるしかねぇか…!)

そう決意し、静雄は勢いよく地面を蹴る。
そしてそのまま臨也にラリアットをくらわせ馬乗りになる、相手が油断してる隙に手刀を口の中にいれ、画びょうをねじこむ(マイルからひと箱もらった)、筈だった。

馬乗りになるまではよかった。


ただ、問題はそのあとだった。

手刀を口につっこむかつっこまないか位のところで静雄の手に妙な感覚が走る。



べろり




「んなぁぁぁぁああ」

こともあろうにあいつ、舐めやがった。指を。
しかもいつの間にか腕を掴まれている。


「お、おまっ!やめろ」

「うさぎさんたら随分積極的だね、」

指と指の間を舐められて奇妙な感覚が背中を走る。

(まずい、このままだとなんかまずい)


するとそこに

「えいやっ!」

べりっと静雄は臨也からひきはがされた。
見ればそこには先ほど別れたばかりのクルリとマイルが居た。

「静雄さんここは任せて!逃げて!」
「(逃)にげて」

はっと我に帰る静雄
「悪ぃな!まかせた!」

「幽さんのサインもらっといてねー!」
「(願)おねがい」




双子の頼みを遠くに聞きながら静雄はまたやみくもに走り始めた。





拍手ありがとうございます^^!
嬉しすぎて涙がちょちょぎれてまう;:

臨也にシズちゃんの画びょうスペシャルなんか効かないに違いない!



感想など(このサイトにある文ならなんでも)ありましたら、お願いします^^

※返信不要の方は最後に×印をつけて送ってやってください。
※マナー違反の文は返信致しかねますのでお控えください><



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -