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「私、こういうものでして…」
「アッ、私は名刺なくて…苗字名前と申します」
「存じております。私は観音坂独歩と申します」
「存じております……」

伊弉冉一二三の謎の機転により、観音坂独歩(本人)が召喚された。
正直、申し訳ないの極みである。

「アッ、ああああああの、私のせいでご迷惑をお掛けしてすいませんんん!!」

根本がコミュ障のヲタクな私。
三次元の成人男子+非ヲタ+推しという要素を兼ね備えた相手とどう接したら良いのか分からない。助けて。そこで満足気に見守ってないで、伊弉冉一二三。

「迷惑だなんて…若くて可愛い女の子が俺の事タイプって言ってくれて嬉しかったです」

ひえ……わ、笑った………!!

「インタビュー読んだ後、おそ◯さん見てみたんですけど、俺ってあんな感じですか?」
「本当にごめんなさい!!!」


誰か私をぶん殴ってくれ。

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