7日目
「あ、コレお土産ー」
女はのそりと手に持っていた袋を差し出した。
「何?」
「王将の餃○!」
「なんでそっち隠した!?
固有名詞を隠せ、固有名詞を」
ツッコミにも動じず、女はへらりと笑う。
夜那は溜め息を吐いて、疲れたように頭を掻いた。
「要するに、今晩のおかずね。
わかった、じゃああんたはスクアーロとお話でもしてな」
「オゥ!!」
気が付くと、俺は女に腕を掴まれ引きずられていた。
細っこい見た目反して力が強く、まだ完治していない傷口が開きそうだ。
「い゛っ‥!っ離せぇ!!」
「あれェ、怪我してんのー?」
「あぁ、結構色んなとこザックリいってたから、気を付けてやってね」
女はじっと俺を見た。
「‥っんだぁ?」
「‥‥‥了解(笑)」
(笑)ってなんだぁ!!!
(夜那より上がいるとはなぁ゛‥)
(んーなんか言った〜?)
(!いや‥)
(ねぇ早く飯ー!!!)
(はいはい、あと5分!)(んー)
(‥はぁ゛)
鮫さんは4日間ですっかり良い子に調教されましたとさ。
ワーイヽ(゚▽゚*)人(*゚▽゚)ノ ヤッタネ
*prev | next
back