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あとがき



連載を最後まで読んでいただきありがとうございました。
まさかこんな長編になるとはサイトを開設した時には考えていませんでした。ここまでの長い連載はしたことがなくて途中きちんと終われるのか不安になったこともありましたが、どうにか着地することができました。
原作がまだ連載中なのでどこで終止符を打つのか悩んだのですが、やはり来葉峠が1番の区切りかなと(むしろ次の区切りがまだない……)。

夢主に対しても多く感想をいただきました。降谷さんに守ってもらうのもいいですが、根本的に幸せにしてあげたい欲が強いので対等な関係の夢主となりました。オリジナル要素の強い夢主なので好みは分かれると思います。でも夢主が好きと言ってくださる方や、2人の関係が好きだと言ってくださる方が多くて安心しました。
とにかく感想をいただけるのが本当に嬉しくて!!!感想をくださったからここまで続けてこられたといっても過言ではないです。
私は小説という形を選んでいますが、感想も同じ言葉です。言葉の与える力はすごいなと実感しています。

連載も一区切りしたので裏話(?)的なものでも…あ、需要ないですかね?でもせっかくなのと私が忘れそうなので思い出話として書いておきます。

▼各Episodeを00〜10で揃えるルールを決めて書いていた
まぁページ見れば一目瞭然ですよね。

▼各Episodeの00は公安関係の話
書く時に縛りを課すのが好きでして…。気付いた方いますかね?

▼夢主の過去を暴くのは全てコナン&沖矢がする予定だった
以前memoにも書いたのですが、そういう予定でした。いやいや降谷夢じゃん??と思い直して変えたのですが、そこからが大変だった……。降谷さんが夢主の過去について何をきっかけに怪しんで、どうやって情報を集めていくのか。過去編の通りになったのですが、数パターン書きましたよね……。

▼夢主の例の写真は優作でなく先代キッドに預ける(そして現キッドが持っていた)案もあった
その場合2人の結婚式でプレゼントとして持ってきてくれる話でした。でもそれまでキッドとの接点ないし、優作さんが持っていた方が物語として自然だし、来葉峠に協力するきっかけにもなるしということで、あの展開になりました。

▼お互いの呼び方
苗字で呼ぶか、名前で呼ぶかのタイミングとかは気にして書いていました。基本的に仕事の時は苗字で、プライベートは名前で。家にいる時も仕事の話をしている時は苗字呼びとか。
それぞれが苗字でなくて初めて名前呼びをしたタイミング、わかりました?

細かい部分は他にもありますが大きなものはこんな感じです。
エピローグは過去編を書いている途中で大まかに決めていました。せっかくのエピローグに2人がバラバラなのかよ!っていう……。そこについてはすみませんとしか……。新一君と服部君の電話でのあのやり取りが書きたかったんです。服部君初登場はエピローグ。
あとは別々の場所で惚気て欲しかったというのもあります(惚気て……ますよね?)
ちなみに夢主だけ出向にしてるのは、夢主だけが純粋なキャリア組だからです。降谷さんは元々警視庁からですし、あの組織への潜入捜査の件もあって上に対して強気に出ている、という裏設定。
もちろんお休みにはお互い行き来しています。積極的に休暇を取るようになったと風見さんは安心していることでしょう。

そして長編は一区切りしましたが、この物語の2人にはまだもう少し動いてもらおうと考えています。
これからもこの2人にお付き合いいただければと思います。
長い連載を読んでいただき本当にありがとうございました!もしよろしければご感想をいただけると嬉しいです。


2021年2月某日 となみ



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