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かくれてて
で、つまりどういうことになったか。
まあ大体想像つくよね!
「なんでコイツらに着いてかなきゃなんねぇんだよ!」
「ここに居ても危ねぇだけじゃん?」
陽泉の中で小っこい奴がそう言えばむっくんが反論し。
「まだ味方かどうかも判んねぇんだし、早計じゃないか?」
「でも事情を知ってるのは彼らだけだ」
テッちゃん二号が追及すれば征ちゃんが捩じ伏せる。
「ニセモノかも知れないだろ!」
「だから!黒子っちをテッちゃんなんて(羨ましい言い方で)呼ぶのは白神っちだけだって言ってんでしょ!」
飼い主に代わり軟派野郎が言えばわんこが噛みつき。
「黄瀬の贔屓目とかじゃねぇのー?」
「いや、白神が入ってきた時に黒子の心配の仕方が尋常じゃなかったから本物なのだよ」
「いやいやいや、そんな心配の仕方で本人確認なんかしてんじゃねぇよ!轢くぞ!」
鷹の目がああ言えばナッツがこういう。に、宮地氏の切れツッコミが炸裂。
「とりあえず着いてってみたらいいだろ」
「相変わらず無計画な奴やなー」
ムシキングがどうでもいいように提案すれば妖怪が呆れる。
「そんでコイツらがニセモノだった時にはどうすんだよ!」
「・・・その時は、その時です。」
バカガミが負けずに言えば
テッちゃんの凛とした声が響く。
あ、話纏まった?
ちょいちょい突っ込み所がありましたけど。つか、みんな仲良いんじゃね?なにキラキラした青春時代送っちゃってんの?皆してリア充なの?爆発的なのするの?しないの?…しろよ。まあでも、優しい炯至クンはそんな微々たるものもthroughしてあげようじゃないか!
いきなりこんなトコ連れてこられて意味わかんないのに黒神サンで混乱したのは分かるけど。またコイツらが30人近く居るばかりに話が纏まらない纏まらない!あーでもないこーでもないと。もー。面倒くさい。民主主義ェ(笑)
「で、結局、どうするの?」
ちゃむが退屈そうな顔で欠伸をしながら彼らに問う。黒神サンから出たダガーナイフの1本をくるくる、くるくる。ナニが来ても対処できるように扉の近くに俺らは居る。一応廊下にも監視カメラは付けたし、何かあればインカムでとべちゃんが教えてくれるが。念のためである。
「・・・君らに着いていくよ。」
赤司の決断。
最年長の引退組ではなく。
流石はインハイ、ウィンターと歴代の王者の主将様々である。あぁ、でも。今年は誠凛がウィンターカップ優勝したんだっけ。つか、そのおめでとうすら言ってないんですけど。
おっと。
これは現代に戻ってからにしよ!
さてさて、征ちゃんの決断に文句があるって顔が3、4人。少ない方かな?チームプレイ主体のバスケ部員だもんね!そら元キセキの世代の主将で現洛山の要には逆らえないよね!絶対王政万歳ww
バッチリ躾がされてる様ですネ!
面倒くさくなくてよろしいんでないかな!
ちゃむと俺で頷く。
障らぬ神になんとやら。
【お前ら仲いいな】
インカムの向こうでとべちゃんが溜め息を吐いた。
今度はとべちゃんも入れてやろうと誓い合う。大丈夫!仲間外れなんかしませんよー!
ちゃむと決意新たに拳をぶつける。
「んじゃ全員俺らについて来てね!あ、でもちょっと、その前にそこの机のトコに」
隠れてて
【会議室A、2体。増加有り】
とべちゃんのインカムが聴こえたと同時に言った言葉は、ちゃむの散弾銃の音でかき消された。
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