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おくちちゃっく
「どういうこと?とかこっちが聞きてぇわ!」
テッちゃんと離されて正座なう。
あれ、これどうなってんの。
わっかんねぇー。黒子助けたらこの部屋になんかうじゃうじゃ居るもん。
えー、ナニソレきもい。
とかちゃむと無言で会話してたら征ちゃんから叩かれました。いたい。
「さて、炯至、どういうことか、説明してくれるよね」
あ、疑問符つかないんですね!
いやまぁ、此処に来たからには説明しますけどね?そんな皆から見られながらとかどんな公開処刑なの征ちゃん!
よくよく見ると、キセキの世代獲得した高校のバスケ部スタメンだとわかった。
「つか、多過ぎねぇ?」
スタメンといえども、6校も集まればなかなかの人数になるもんだと思った。
「それで誤魔化す気か?」
確か、アホ峰が行った桐皇の・・・
「誰?」
俺が言う前にちゃむがきょとんとした様子で今吉さんに言った。知らないのも当然である。別にちゃむはバスケ部でもなんでもない訳だし。
「ちゃむ、アホ峰が行ったトコの主将さん。桃ちゃん曰く妖怪サトリ」
「ああ!この人が?」
「自分らなんつー覚え方してんねん」
アホ峰と桃ちゃんから聞いた話を纏めて、桐皇の主将は妖怪サトリでこちらでは通っていることを教えた。
「話がズレるだろ、なにやってんだ」
諏佐さんが間に入って場を収める。
コントみたい、とか空気読めですよね。人数が人数でクソ面倒くせぇわ。放棄していいですか
火神や誠凛の先輩たちは俺らをテッちゃんに近づけさせないようにしているし、桐皇や洛山なんかは敵視しか感じない。キセキの世代(笑)はそうでもないが。俺達が来る前に、あの黒神さんは色々やらかしやがったようだ。もっといろいろ殺っとくべきだった。
【おい、つかお前ら何処にいんの】
ガガッ!と耳元の無線が入る。
そうだ、ここに来たのはクリアをする為でこんな正座とかしてる場合じゃなかった。
俺は中学の部活のノリで。
ちゃむは征ちゃんの圧力で(笑)
正座させられていたが、とべちゃんも巻き込んで後で話すことにしよう。
「あ、悪ぃ。忘れてた」
「ごめんねとべちゃん、色々あってさ!
とりあえず戻って来たら話すとして、カメラ今から取り付けるわ」
【おっけー】
いきなり無線が入ったことに対してかみんな驚いていたが、こんな事で驚いていたら後が持たないよ。と、そんな事を思いつつ、部屋の四隅に監視カメラを取り付ける。
疑いは晴れないし、でもまぁする事も色々ある訳で。敵視とか不審とかあるうちは幾らこっちがいい繕ったり弁解しても猜疑心は拭えない。人間なんて疑ってナンボなもんだし。仕方がないよね、で放置することにしました。
「とべちゃん、どんな感じ?」
取り付ける終えて無線でとべちゃんに確認を取る。意外とこの作業は大事で、この先の安全を確保する為には絶対にしなければならないのだ。
【んー。ちょっと待ってなー・・・。
おっ、おお??何、何でそんな大所帯な訳ww】
どうやら無事モニターに映ったようだ。
「知らないよー。テッちゃん助けたらいたし」
「ねー」
【で、それはいいとして連れてくんの?】
とべちゃんの言葉にテッちゃんだけ連れて後はこのまま放置する気だった俺の案はお口チャックする事にした。
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