好きな人のことなら何でもわかる、なんていうのは特別能力でも持ってない限り不可能な話だ。

「先輩おはようございます今日のパンツは何色ですか!」
「失せろ変態」
「大丈夫!今日のパンツが黒いことはわたししか知らないから安心してね先輩!」
「…いつどこで見やがった」
「やだなあ褒めないでくださいよお。先輩のことなら何でもわかるだけですってば」
「褒めてねーよストーカー女」
「いいえハンターです」

パンツの色については新開先輩が教えてくれたありがとうございました。ちなみにボクサーパンツだったらしいけど、さすがに引かれてしまいそうなので言わないでおく。

「問題です、でーでんっ!わたしの下着の色は何色でしょうか」
「興味ナイ」
「ヒントは黒」
「それ答えだろバカだろおまえ」
「先輩とお揃い!あ、先輩は何色の勝負下着がいいですか場合によっては買い揃えます」
「クッソどうでもいい」

でも確かに先輩って下着の色とか気にしなさそう。ラッピングよりも中身思考っぽい。どーせ脱ぐんだから関係ねーよとか、わあ、言われたい。

「わかりました。一緒の墓に入りましょう先輩」
「何がわかったってェ?おまえと入るくらいならミジンコのほうがマシ」
「じゃあわたし今日からミジンコになる!」

堂々宣言をしたらドン引かれた。そんな表情も最高です。



20140128
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