私は貴方を可愛がります


只今幸せ絶頂な宮川蓮士です。

今ならもう一回胸刺されて死んでも後悔はしない。


「兵助。委員会行くよ」

「あ、はい!」


こんな可愛い後輩が後ろをテクテクついてきてたら、だれだってそう思うはずだ。

それが、前世の唯一の心残りといっても過言ではない大好きな弟そっくりで、しかも名前まで一緒の後輩だったら尚更だ。


「ねえ兵助」

「はい、なんですか蓮士先輩?」

「兵助は豆腐好き?」

「・・?とうふ、ですか?」

「特に意味はないけれど。ただ、なんとなく」


意味がないといったら意味がない。

豆腐がすきなのは、弟の兵助だ。


「んー・・・美味しいから好きです!」

「・・・そっか。じゃあ、今度豆腐を使ったお菓子を食べようか?」

「はいっ!」



ああもうホント可愛いです。

この子、こんなに可愛くて誘拐とかされないのかな。

私だったら連れ去って毎日愛でちゃう。
毎日豆腐あげて、可愛いかわいいって頭撫でて、抱きしめて寝る。


「兵助」

「なんですか?」

「可愛いね、兵助は」

「なっ・・・可愛いなんていわれて嬉しくないです!」

「そっかそっか、それはすまない」


だけど可愛いから仕方ないんだ。

一生傍にいたいって思うくらい可愛いよ。
成長したら君は一体どんな美人さんになるんだろうね。








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