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マコトは たびができるようになった▼

この世界に来て早4日、旅の準備はバッチリです。帽子もちゃんと買いました。ポケモンのたびといえば帽子が不可欠だという考えに則っての行動です。ベレー帽だけど。


まずどこに行けばいいのか。全く検討もつかないうえに当然のごとくジムも制覇した後だったので、本当に指針がない。けれどせっかくこの世界に来たのだから、主人公の姿をなぞる様に旅をして見たいという気持ちはある。


「・・・悩んでも仕方ない、か」


とりあえず行こう。

私は腰につけていたモンスターボールの一つを取り出し、拡大して・・・投げました!伸びる伸びる・・・あああ、うたれた!
なんてことはなく、投げたボールはそのまま放物線を描いて地面へとぶつかり、赤い光と共にまばゆい黄金色の羽を閃かしたウルガモスが現れた。

そう、私の愛するウルガモスたんです。そしてなんと5V色違いっていうチート仕様。

そしてここからが重要。なんと、ゲームとは違って、ポケモンは4つ以上の技を普通に覚えていることができるのです!これで技構成に悩むこともないね!けどその代わり戦いにゲーム性がなくなったね!低種族値ポケがますます活躍の場を狭めるようなそんな世界だった、現実ってこんなもんか・・・と涙ぐんだ昨日。けれどこれでパーティに無意味な秘伝要員というものが必要なくなったということなので、喜んでおきましょう。ますますビッパとかいう低種族値ポケが以下略。わたしのうるわしいウルガモスたんがより一層輝きの場を手に入れられたのだからよいのです。つまりこのウルガモスたん、愛すべき戦闘員でありいまはやりのイクメンであり熱く燃える飛行船でもあるのです。なんて万能男子なの、惚れるしかないじゃない。


「じゃ、ウルガモスたん、よろしく!」


目指すはワカバタウン。

一から旅を始めよう。

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