トキオミ(@ダブクロ)





デッドチェイスエンドのちょっと前。
オミがJ部隊に配属されることが決まって退院した日。





一週間でいい、とりあえず、一緒に住んでみないか。
トキオに言われた言葉に従うのもなんとなく悔しい気がしたけれど、まあ、その間に新しく住むところを探して借りればいいかと軽い気持ちで承諾したのは二日前。
荷物の無い俺はその日からすぐに、トキオの借りているマンションの部屋に間借りすることになったのだが、困ったことにこれがなかなか居心地がいい。
部屋は勿論いい部屋なのだがそれだけではない、トキオという人物と居ることが心地よくて困っている。

住んでみないかと言われる前に、好きだと言われた。
俺は彼に興味は無かったし、ヒサヤより大切な人間なんてこの先この世界に居るはずないと思っていたから、勿論断った。
住んでみないかと言われた後に、おまえがよければずっとでもいいんだけどねと言われた。
そんなことあり得ないさと肩をすくめて見せたのはそう、ほんの一昨日のことなのだ。


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