出先から戻ってきたレオの足元に擦りよる存在に、ボクは言葉を失いました――

「なっ、なっ、なにそれ！？」
「えっ、とぉ……、ネコ？」
「トラだよねッ！！？」

慌てるボクに、真顔で大ボケをかましてくるレオの肩を掴んで、思わず強く揺さぶる。
「おち、おちつけギャキャス…、あう、目がまわ…」
「えっ、あ、ごめんッ」
ぐるぐると目を回すレオを慌てて離すと、トラに唸られた。
「わわっ」
びっくりして数歩下がると、ふんと鼻を鳴らして顔を逸らされる。
どうやらボクはそのトラには好かれてはいない、というか、レオにこれでもかってくらい、懐いているらしい。
生後何ヶ月かの、子供のトラだった。

「なんでトラなんて連れて帰ってきたのさ」
「いや、着いて来てしまったんだよ」





動物の赤ちゃんSP見てたらつい。
ライオンじゃなくてトラなのはワタクシの好みですだってトラのほうがもふもふでかわいい(…
追記。ライオンもちっちゃいうちは可愛いな。けどやっぱトラ派