「銀さん銀さーん」
「おー、どした?フラれたかー?」
「絶賛ラブラブだよコノヤロー」
万事屋の下の階、お登勢さんのお店を覗いてみれば、案の定日本酒片手にそこにいた。
「そうじゃなくてね、依頼しにきたの」
「だが断る。」「はやい!」
どーせ野郎のことだろ、と言われて思わず頬が緩む。
「ビンゴかよ。」
「おういえあ」
あいつとは馬が合わねぇんだよ、と愚痴りつつも話を聞いてくれるから、やっぱり銀さんとこ来てよかった、って思う。さすがかぶき町の顔、万事屋の店長さん。
「んで、俺ァ何を頼まれるワケ?」
「んふふ、あのですねぇ〜〜」
そしてはじまる作戦会議。
ここに賑やかな人たちが加わるまで、あと数分。
161008