「あれ?ジミーお前、耳朶どうしたアルか?銃で撃たれた跡あるか?」
「あっ…チャイナさん」

しまった、と思った時には遅かった。見られた。幸いなのは、彼女がこれの正体に気付いていないことだ。

久々に1日オフを貰った夕方、久々に外食でもと定食屋へ向かう途中、定晴の散歩中だったチャイナさんに出会った。そこで酢昆布をねだられたので買ってあげたところ、俺の耳朶にある跡に目がついたらしい。

「でもそんなとこ撃たれたらド頭貫通必至ネ。何で生きてるアルか。あ、もしかして実は亡霊だったアルか。だからそんだけ地味で存在感無いアルか。」

「何この言われよう。酢昆布買ってあげたのになんでこんなディスられなきゃなんないの。」

ちょっとムカツイタけども、痛そうアルな、と言ってそっと耳朶を撫でる手が暖かかったから、結局バレなかったし、まぁいっか、と僕は思いました。……て、あれ?コレ作文?




山崎ヤンチャ時代に拡張ピアス開けててそれが地味に塞がりきってなくてよく見たらふとした拍子に髪の隙間からそれがチラッと見えちゃってたりしてたらいいなー、っていう妄想。髪で隠してるだけでこっそり軟骨ピアスつけてたらなおよし。

161024
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