「死ねばいいのに」
「は?何病み期?病み期ってやつ?怖ぇよ第一声がそれとかまじ怖いんですけど。」

彼女が物凄い暗いオーラを放って万事屋に現れたのは昼を少し過ぎたくらいのことだった。ちなみに神楽ちゃんは定春とお散歩中。

「万事屋に土方さんの暗殺を依頼したいのですが。」
「よォし請け負ってやる」
「請け負わないでくださいよ。っていうか何があったんですか。」
「実は……「やっぱりここにいやがった」……あ。」

あ。じゃねぇよ急に居なくなりやがって。近藤さんたちもみんな心配してんだよ。そう言って現れた土方さんは、彼女の頭をがし、と鷲掴みにすると、そのままずるずると引き摺っていく。

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!はげる!はげるゥゥゥウウウ」
「うるせぇよこの家出少女!!……悪ィ、邪魔したな」
「え、いえ……。」

突然やって来たかと思えば、突然去っていってしまった彼らになにがあったのか、僕たちには知る由もない。

「……いや、まじでなんだったのあいつら。」
「知らないですよ。」



161014
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