優しいキスは嫌い


乱暴に壁にジョナサンを押し付ける。ぎりぎりと首を締めると、かはっだの、んぐっという声が聞こえる。
そんなジョナサンも愛しく、口の端から垂れた唾を舐めとりながらキスをする。ただ唇と触れあうだけのキスは、気持ち悪いだけだ。それなら、首を締めてのが一番ちょうどいいじゃあないか。

「、ィオ…!くるしっ…!」

少しだけ気道を締める力を弛めると、ジョナサンはまるでひきつけの様に、息を吸う。苦しそうに顔を歪ませているが、ジョナサンも俺と同じく、優しいキスは嫌いだろう。
ジョナサンがまた普通になったら、俺は馬乗りになり、ジョナサンの首をまた締めてやるのだ。












―――――――

よく分からないディオジョナの首絞め話。


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bkm
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