※静雄､自慰注意
…ﾊﾞﾀﾝ
俺は取り立ての仕事が終わり事務所に挨拶だけすると直ぐに自宅へ向かった
｢今日は臨也に会わなかったな…｣
いつもなら､うざい程に会いｲﾗｲﾗするが会わなかったら会わないでこれもなんだか落ち着かない
ドサｯ､とﾍﾞｯﾄに倒れると一昨日､いきなりここへ訪れ散々鳴かされた時についたのであろう臨也の香水の匂いがして少し寂しい気持ちになる
｢そういえば､昨日も会わなかったよな…｣
臨也の匂いがついた布団にくるまり枕に頭を埋めるとまるで臨也に抱かれているような感覚に陥る
｢臨也…｣
気がつくと無意識のうちに自分で自身に手を当てていた
ｽﾞﾎﾞﾝを履いたままでもわかるくらいにそこは膨らんでくる
｢ﾊｧ…ﾝ…いざ､やぁ｣
知らず知らずにｽﾞﾎﾞﾝの上から擦る速さは増す
ふと部屋の隅に目を向けるとそこには一昨日忘れていった臨也のコートが引っ掛かっていた
静雄は蝶ﾈｸﾀｲとﾍﾞｽﾄを脱ぎ捨てると臨也のコートを手に掴み､再びﾍﾞｯﾄに横になる
Yシャツのﾎﾞﾀﾝは全て外しｽﾞﾎﾞﾝのﾍﾞﾙﾄも取るとﾁｬｯｸを下げる
左手にはコートが握られており､すんすんと匂いをかぐと臨也の甘い香水の匂いがして下半身に熱が集中する
疼く下半身がもどかしくなりついに右手をﾊﾟﾝﾂの中にしのばせるとそこには静雄の熱くなって膨張している自身があった
膨らんでいるそれの先が先走りでぬるぬるしている
静雄はそれを握るとゆっくりと上下に扱う
｢はっん､ﾝﾝｯ､い、ざやｯ｣
臨也がいつもしてくれるように先端を親指の腹で捏ね回したり裏筋を擦り､全体を優しく包みこみ上下に擦りながら臨也を思い浮かべる
『シズちゃん､好きだよ…可愛い』
｢はぁっんんｯ｣
静雄は臨也の自分に向けられた愛のこもった言葉を思いだし､より興奮する
だんだんと静雄の右手は速さを増してくる
｢んｯﾝｯ､いざやぁ､いっざや､んふぁ…あんぁっぅん｣
『シズちゃん､可愛い…愛してる』
｢い､ざや､俺も愛し､てる、んっはっぁん、んぁんん……はﾝあぁぁ―｣
再び臨也の言葉を思いだしそれに答えるとﾗｽﾄｽﾊﾟｰﾄをかけて果てた
｢はぁはぁっ…んっはｧ…｣
呼吸を整えるるとまた臨也のコートの匂いをかぐ
臨也の匂いはどこか落ち着き安心した
｢明日は臨也に会えるかな…｣
ふと呟くとコートを羽織りながら臨也の事を考えるうちに再び静雄自身が熱をもち始める
｢っあん､…っん､くそ…また勃ってきちまった…｣
静雄は熱く膨張した自分自身を右手だけ臨也のコートに腕を通して扱う
視覚的に臨也に擦られているようで顔が赤くなる
｢ぁうっん…あっんっふぅ｣
ｲｯたばかりということもありさっきよりも感度がいい
上下に擦るとぐちゅぐちゅと卑猥な音が耳を犯す
自然と速度があがる
｢ふぅっんっﾔｯあん､ﾀﾞﾒなのにぃ…こん､なのｯまた出ちゃ､うｯん｣
コートの匂いに欲情してしまう自分が嫌になるが手は止まらず寧ろ絶頂に追い上げる
｢ぁあﾝ､やだぁｯもう､でちゃうｯ臨也ぁ臨ｯ､ｲｯたば､ｱﾝ…かりなのにぃｯぁあｯや､だ､でるｯ…ふぅああｯ｣
臨也の名前を呼びながら連続で果てた静雄は荒い息を整えながらコートに目をやると大変なことに気づいた
それは自分の白濁がコートに飛び散ってこびりついついる状態だった
｢…あっ､やばい､…どうしよう…｣
それはもうどう見ても精液でそしてそれがコートについていたらコートをなに使ったのかはすぐにわかる
静雄は慌てて濡れたタオルでふくが白い染みの跡は黒いコートにはっきりとわかる
静雄はとりあえず服を着て言い訳を考える
―同時刻 新宿
｢ははっ､あんなに慌てちゃって…まったくシズちゃんは可愛いなぁ｣
そこには静雄の自慰を愛しそうに見つめる臨也の姿があった
実は臨也は昨日と今日の2日間かけて静雄の仕事中をねらい家へ忍び込み死角がないくらいに家じゅうに隠しカメラと盗聴器を取り付けた
そして､わざと忘れていったコートとﾍﾞｯﾄの布団に軽く香水をかけて静雄が帰宅する前に新宿へ帰っていたのだ
後は静雄のだいたいの帰宅時間になったら隠しカメラの映像を見ると見事､静雄は臨也の計画通りに自慰をはじめた
静雄は隠しカメラの存在など気づくことなくいつも通りのいや､臨也のコートと香水が手伝いいつも以上に激しく､そして臨也への愛を言葉にしながら果て､そして2回もｲｯてしまったのだ
｢俺とヤってる時もこのくらい素直だったらいいのになぁ｣
なんて呟くと､静雄の厭らしい姿をみて上機嫌になった臨也はこの映像を厳重に保管しﾞ忘れたコートをとりにきた"という言い訳を思いつき池袋に向かった
隠しカメラの事をどう静雄にバラすかを考えながら…
ＥＮＤ
(シーズちゃんｯ忘れたコート取りに来た)
(い､いきなり入ってくんなｯ死ね)
(あれ？俺のコート汚れてるんだけど)
(ち､違う!それ!あの…牛乳溢した)
(違うって何が?…ってか牛乳ってこんなにおいするっけ？)
(!!!!////)
(シズちゃん…汚したからお仕置きね?)
―――
読んでくださりありがとうございます
ちょっと先が続くような終わり方をしてみました
ってか自慰って表現難しい…