「シーズーちゃんっ」
「うぉっ」
静雄は恋人である臨也の家に遊びに来ていた
だが、昼間は一緒に過ごしていたものの、夜になると仕事がまだ終わっていないらしく臨也は仕事を始めてしまった
仕方なくソファーに座りテレビでも見て待っていようとしていたのだがどうやらいつのまにか寝てしまっていたらしい
いきなり名前を呼ばれ抱きつかれて、驚きながら起きた
「てめっ、いきなりビックリするだろうが」
「寝てるシズちゃんが悪いんじゃんか!!」
軽く舌打ちをして時計を見ると2時間くらい寝てしまっていたらしいことに静雄はため息をはいた
「シズちゃーん、眠いのー?」
「うん、眠いかも」
目を擦りながら答える静雄を見て臨也は何か企んだような笑みを浮かべ静雄に話しかける
「じゃあ、眠いならベットに行こうよ。明日休みだし今日は泊まって行くんでしょ?」
「あぁ、そうだな」
静雄を寝室に促すと静雄は眠さのせいで全く警戒心をもっていなくて臨也の企んだような顔に気づかなかった
そしてベットに入りお互い抱き締め合って触れるだけのキスをして眠りにつく
―はずだった、だがそれは臨也の一言で崩された
「…シズちゃん、俺ムラムラしてきちゃった」
「死ね、我慢しろ」
「でも、もう勃っちゃったよ」
そう言って臨也は枕元の台に置いてある電気をつけると臨也に背を向けて寝る静雄に後ろから手を回しスウェットの上から胸や腹などを厭らしく撫でる
「や、やめろ、俺はもう寝たいんだ」
「えー、お願い」
「んっ」
静雄の耳元で囁くと静雄は小さく声が漏れる
「可愛い」
「やめろ、ばか!!」
「でも、シズちゃんの反応してるよ?」
確かに静雄の恥部はズボンを軽く押し上げていた
「ちがっ、」
「違くないよ、もっと大きくしてあげるっ」
「やだっ、だって明日…一緒に出掛けるって言ってただろ、ばか」
「そっかー、シズちゃんの腰、痛かったらつらいもんね…」
「そうだ」
とりあえずヤりそうも無いことに安心して再び眠りにつこうとしたが、またしてもそれは邪魔されることになる
「じゃーさ、本番はしないからさ、舐め合いっこしようか」
「…は?」
突然の提案に静雄は戸惑った
第一、舐め合いとはなんだ、という顔をしている静雄に臨也は話しを続けた
「シックスナインしよ」
「なんだよそれ」
「え!?しらないの?シズちゃんって本当に疎いよねー」
「悪かったな、じゃあもう俺は寝る」
「シズちゃんゴメン怒らないでよ、シックスナインっていうのは数字の6と9を思い浮かべてみて?そしたら6と9をくっつけるの、んで丸くなってるところが顔だとしたら「ば、ばか、んな恥ずかしい事できるわけないだろ!」
臨也の説明を聞いているうちに大体の内容が把握出来たのか、静雄は話しを遮った
「大丈夫!できるよ」
「…恥ずかしい」
「ここ、すっごく気持ち良くなれるよ?」
ここ、と言いながら静雄自身をスウェット越しに軽く揉む
「ッぁン、でも…」
「シズちゃんお願い」
囁きながらだんだん硬さを増してきたそれをさっきよりも少し強く揉む
「っんあ、う、ん、わかった、から」
「やったぁ!ありがと」
喜びながら臨也は静雄の着てるスウェットを脱がせ床に落とすと自分の着てるものも床に投げ落とす
全裸になった二人は抱き締め合ってキスをする
「っん、んぁ」
「ん、じゃあシズちゃん、早速…俺の顔の上に跨がって」
「お、俺が上なのかよ!」
「そうだよ?口開けてるから自分で俺の口の中に入れてね」
「ふ、ふざけんな!そんなの…」
「早く」
「…っわかったよ、だからせめて電気消してくれ」
「だーめっ、シズちゃんの可愛いとこちゃんと見たいから
必死の抗議も臨也に甘く囁かれると従ってしまう自分が嫌になる
しかも臨也の場合は逆らえないと知って言ってくるから質が悪い