パパンとママン再び


マックスとの会話も練習も終わった頃、風丸と鬼道に呼ばれた。

「河野、豪炎寺、ちょっといいか」
「なーに、かぜママン」
「いい加減にやめろ」
「ごめんね、それは出来ない」

だってかぜママンはかぜママンだもんねっ!

「河野、話進めるぞ」
「はーいパパン!」
「殴っていいか」
「駄目だよ、鬼道。私の中では既にかぜママンときどパパンだから!」
「…話を進める」
「うん」
「今日の買い物班は河野たちのグループになった」
「私たちのグループ?」
「つまりは部屋の奴らだ。だからお前たちと円堂たちだ」

私と豪炎寺を風丸が指差すと、鬼道は円堂と秋ちゃんを指差した。私は隣にいる豪炎寺を見ずに(さっきのマックスとの会話で意識しずぎる)頷いた。

「で、早速だが買い物に行って来てかれないか」
「アイアイサー」
「円堂たちには近くの中学に練習試合を申し込みに行って貰う」
「円堂たちには?」
「そうだ。お前と豪炎寺にはスポーツ用品店に行って貰う」
「わ、私と豪炎寺2人だけで!?」
「そうだ」

河野だって円堂たちにくっついて欲しいんだろ、と風丸に言われたら頷くしかない。

「じゃ、これ財布と買い出しのメモな」
「はーい」
「ああ、分かった」

そして出発しようとすると私は風丸に豪炎寺は鬼道に呼ばれた。

「お前次第なんだぞ」

…ハメやがったな風丸と鬼道のコノヤローめが。




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