長い1日


豪炎寺と円堂の様子が可笑しいのに首をかしげながらも夕食の時間なので大広間に向かう。

あ、少林寺発見!
私は何時ものごとく抱きしめる。

「しょおおおおりーん!」
「わっ!あ、ああああ!真衣さん!」
「え、なに少林寺。どうかした?」
「なななななんでもないですよ!!」
「そう?」
「はは、はい!」

少林寺までもがどもってる。
お風呂の時に何かあったのかな?

「「河野、」」
「あ、鬼道に風丸!」

後ろから来たのは鬼道と風丸。更にその後ろには春奈ちゃんと夏美がいる。

この4人は普通だ。

「どうかしたのか?」
「いや、なんかね?皆がどもってたり変なんだよね〜」
「皆が?」
「うん」

ぱちくり、と鬼道と風丸は目配せしてああ、と頷いた。

「…ま、後で教えてやるから」
「うん?」

私の頭を撫でながら言う風丸。

「ほら、飯行くぞ」
「あ、うん。行こ、豪炎寺」
「あ、ああ」

先に行った秋ちゃんと円堂を追いかけて行く。

お腹減った…。

((この時は知るよしもない))
((好きな人がバレてるなんて))





[*前] | [次#]