「…で、今度は何をしてるんだ」 「ああ、源田か」 帝国学園、サッカー部部室。 佐久間と源田の目の前には猛勉強している鬼道有人とみょうじなまえの姿が。 あの鬼道と、あのみょうじが、だ。 帝国一、二の学力を誇る二人が何を今更猛勉強をするのだ、と源田は首をかしげる。 「賭けてるんだって」 「何を」 「次の期末テストの点数だって」 「そんなの、」 鬼道が勝つだろう、と源田が言うと佐久間がそれが…と続ける。 「前回の中間、みょうじが二点差で負けただけなんだってさ」 「二点差!?」 天才と呼ばれる鬼道と、みょうじが二点差…。 確かに次は分からないかもしれない。 だが、 「あそこまで必死になる必要はないだろう?」 「だから、賭けてるんだよ。負けた方が勝った方の言うことを一つ聞くんだよ」 くだらない、そう源田は呟いて練習に戻ってしまう。 佐久間もそれに続いて部室を後にした。 さて、期末テストの結果は…? ((勝ったら絶対、)) (みょうじを、)(鬼道を、) ((デートに誘うんだ!)) End.. * * * * 期末テスト期間になったもので。 ちなみに私はアイスを賭けてます。 2009.10.16 [*前] | [次#] : |