※ふざけた内容

「一朗太ー」
「んー?」

「いちろーた」
「どうかしたか?」

「いちー」
「なんだ?」

「いちろー」
「一朗太な、なんだ?」

「ろーた」
「…なんだ」

「ロリータ」
「…………」

「チコリータ!」
「…………」

「ちょ、なんで返事してくれないの!寂しいじゃん」
「俺はロリータでもチコリータでもないからな。かろうじてろーたまでは許すが最後の2つは駄目だ」

えー、と頬を膨らますのは俺の幼なじみの名前。俺の部屋の俺のベットで寛ぐなまえ(俺を男だと思っていないのか)。

「風丸ー」
「なまえに名字で呼ばれるのは気味が悪い。やめてくれ」
「ならなんて呼んで欲しいのよー」
「普通に名前じゃだめなのか」
「良いけど面白くない」
いや、名前に面白さは必要無いんじゃないか。そうツッコミそうになるのを堪える。

「じゃあ、」
「んー?」
「俺がなまえのことをみょうじって呼ぶぞ」
「一朗太に名字で呼ばれるのは嫌」
「俺も同じだ」

そう言うとそっかー、と頷く名前。

「よし分かった一朗太!」
「なんだ?」
「私、風丸なまえになる!」
「…はい?」

今、こいつはなんと言った?風丸なまえになるだって?

「だってそうすれば、一朗太に名字で呼ばれることはなくなるじゃない!」

私、あったまいー!と笑うなまえに俺は苦笑いしか出なかった。

「ならばなまえ」
「うん?」
「周りから風丸さん、て呼ばれるんだぞ」

やだ嬉しいけど恥ずかしい!と叫ぶ名前を見て今度は俺が笑った。

end..

* * * *
22年2月22日は風丸祭!←


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