ズビーッズズッ…グス 「ちょ、リュ、ジ…ティッ…ズズッ」 「はい、ティッシュだろ?」 「あん、がと…」 私はリュウジに渡されたティッシュで盛大に鼻をかむ。もう、好きな人の前じゃ鼻をかみたくないとか言ってられるレベルじゃないからね。 「日本には花粉症というものが他の国よりも酷いからね」 「そっ、だね」 レーゼ、というキャラを演じるのを止めた今でもリュウジは日本には、と口にする。まあ、諺を使う事は少なくなったけど。 「それにしてもさ、花粉症には少し早くない?」 「私…は!早くから出る、ずび、んだよ!」 寧ろこの季節が1番酷い。目は痒いし鼻水はだらだら、喉は痛いし痒いしもう最悪。 「リュウ、ジ…目薬…」 「うん」 「喉痛い」 「はい、薬」 「飲み物、欲し…」 「うん、りんごジュースでいいよね?」 「ありがと、ね」 「気にしないでよ、名前のことが好きだからやってるんだよ?これくらいヘーキ」 「…私も、リュウジのこ…と、好きだっよ…」 「知ってるさ」 花粉症、早く治らないかなあ… end.. * * * * 性格分からないのにやった、反省はしてない。 2010.02.07 [*前] | [次#] : |