今日、全国模試の結果が返ってきた。なんでか分かんないけど、その模試の結果をサッカー部で見せ合う事になって。私の学年、2年生を成績順に並べるとトップは鬼道、真ん中はやっぱり半田、ビリは円堂だった。それから意外にも私は2番目、勿論良い方から。

「見たか鬼道!私だってやれば出来るんだよ!」
「なら今まではやらなくて馬鹿だったんだな。そっちの方が質悪い馬鹿だろう」
「うるさい!英語と国語と社会負けた癖に!」
「理科と数学はお前の倍の点数だがな」

今回の私の点数は英語98点、国語はなんと100点、社会は97点。理科と数学は50点。ちなみに鬼道は理数は満点であとは95点くらい。まあ、なんというか鬼道は全体的に天才なんだけど私は極端過ぎるっていうね。仕方ないじゃん、文系なのよ私。

「鬼道は理数系だよね」
「お前は完璧に文系だな。何故そこまで極端なのか不思議だ。それに日本語を正しく使えないお前は理数系だと思っていたが」
「天の邪鬼だからね」
「それは正論だな」

ふふん、と鼻で笑った鬼道に腹が立つが言い返せない。鬼道のばーかばーかばーか。

「みょうじ」
「なによ」「今度理数教えてやるから家に来い」
「あいあいさー」

それに、と小さく鬼道が付け足した言葉。私はそれを聞き逃さなかった。

「鬼道!大好き!」
「…ああ」



(たまには家で2人もいいだろう)


end..

* * * *
書きやすいネタ

2009.12.21

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