「みょうじータオルー」
「はいよー」
「みょうじ先輩!僕にも下さい」
「うんっ」
「みょうじー、お前もちょっとは休めよな」
「大丈ー夫!」

だって私、マネージャーだからね。

皆が少しでも快適にサッカーが出来るようにして欲しいもん。

「みょうじ」
「鬼道?どした?」
「その腰にまとわりついてるのは何だ」
「マックスだよ。休憩の時はいつもこうだし。ね、マックス」
「うん。なまえは気持ちいいからね」
「私は汗くさいんだけど」

マックスベタベタするし。あ、でも別に嫌じゃないんだけど。

「…俺は知らんぞ」

なにが?と、聞こうとしたら鬼道は春奈ちゃんの方に行ってしまった。

「みょうじ、」
「うい?今度は風丸?」「…お前、止めた方がいいぞ」
「なにが?」
「離れた方がいい」
「マックスから?てか、私がくっつかれてるんだけど」
「風丸、大丈夫だよ。僕がわざとやってるんだから」

マックスが風丸にウインクすると風丸はため息をつく。

「…そういう事か」
「だって見てみたいでしょ?やきもちやく所」
「ちょ…2人で話進めないでよ!何の話なの?」
「だから―‥」

と、マックスが口を開きかけた所でマックスは誰かの手によって私から剥がされた。

「ほえ?豪炎寺?」
「やぁやぁ、豪炎寺!ちょっとは妬いた?」
「…かなりな」
「なら成功だねっ」

不機嫌な豪炎寺と笑顔のマックス。意味が分かんない。

「ちょっと、豪炎寺?」
「…なまえ、」
「うん?」
「お前は、その…俺の彼女だよな」
「何を今更。当たり前でしょう?」
「なら他の奴とあまりくっつくな」
「えっ…」

豪炎寺がやきもち?…と言う前に私は口を塞がれる。勿論、豪炎寺の口によって。

それから、すぐに解放されて。

「豪炎寺!皆の前なのに…!」
「お前が悪い」
「風丸助けて…」
「…今回ばかりはお前が悪いな」
「ええ!?」

はい、分かった。豪炎寺に妬きもちは駄目だ。

真面目男の妬きもち注意報発令中!


(いやー、面白いのが見れたね) (あいつら部活中に何やってんだよ…)

End..


2009.11.13

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