小説 | ナノ

 居候系アイドル

『まーる書いてちょんちょん、まーる二つ書いてちょん』

「猫この年になって絵描き歌かいな。
しかもなんやこのキャラ」

『白石おまえっ!けんちゃんを知らないのか!』

「け、けんちゃん?これ謙也か!」

『違うわアホ!一緒にすんな!居候系アイドルのけんちゃんや!
まったく最近の若いもんときたら。普通アイドルに詳しいんやないんか』

「いや俺普通にテレビとか見るけど初めて見たわこんなアイドル!居候系アイドルって何なん?!」

『けんちゃんはテレビ番組には出とらん』

「じゃあ余計知らんはずや」

『去年のクラスではちょっとブームになったんやで』

「去年おまえとクラス違うんやけどな。それどこのアイドルなん?
ほら秋葉原とか渋谷とか」

『私の家でデビューした』

「おまえんち親どっかの会社の社長とかやったっけ!?ちゅーか大阪やからNMB48!?」

『いや私の従兄弟がうちのWiiで作った』

「話を聞くかぎり人間さんやないな。見た限り男に見えるからNMBでもないんやけどな」

『あ、ちゃんと著作権あるからな。パクリとか無断転送とかするなよ』

「好き好んでパクリとかするかこんなハゲ」

『でもけんちゃんを知らないなんて白石は時代遅れやね』

「まて、皆知らないはずや。
謙也、けんちゃんって知っとるか?」

「えっ…」

「"えっ"ってなんや"えっ"って」

「白石知らんのか、けんちゃん…」

「まさかの謙也知っとるの!?」

『けんたろう ニックネームはけんちゃんです』

「俺が普通のはずなのに時代遅れみたいになっとる」

__________

すいません。私の知り合いしかわかってくれない作品になってしまった。
後日改めてけんちゃんの写真アップさせてもらいます。
ほんとにわたしの家のWiiにいるんですよ!従兄弟が作ったけんちゃんが!




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