小説 | ナノ

 困ったときの

「猫、国語のテスト何点?」
『え私に聞くそれ』
「だって今回もお前凄いんだろぃ?」
『ニヤニヤしながら言うな。ある意味って顔に書いてあんだよ油性で』
「嘘つけ」
「俺がさっき書いたんじゃ。ほら、鏡」
「うわマジで書いてある!おまっ、せめて水性にしとけ!あーもう洗ってくる」
『たわしで洗っとけー』
「ざけんなバーカ」
『仁王ナイス』
「マイネームに乾杯」



「で、結局何点?」
『…ほら』
「えナニコレ珍百景。殆ど擬人法と体言止めしか書いてないじゃん」
『お前、擬人法と体言止め書いときゃ4点はとれるんですー』
「猫頭良いのう。その知識コピーしたい」
「あー仁王がバカになっていくー」
『マジで丸井さ、困ったときの擬人法なめんな


――――――――――
少なくとも私の学校は擬人法か体言止め書けば数点とれると思う

 





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