500アンケートで紫原くん
*中学同じクラス設定
終礼も終わり、クラスの奴らもぞろぞろと出て行く。
自分もそろそろ帰ろうかと立ちあがると、まだ席に座り、ぐったりと上体を机に倒している男子生徒、紫原がいるのに気がついた。
気になったので近寄り、声をかける。
『どうした、大丈夫か?』
「んあー、誰ー?」
怠そうに振り返りながら聞いてくる。
こちらが答えるよりも先に見て分かったのか紫原が言う。
「名前ちんかー。」
『そうだぞー、部活行かねえのか?』
不思議に思った事を問うと、紫原はますます怠そうな顔をして言った。
「練習、面倒くさいんだよねーしんどいし行きたくねえやー。」
ぐたりとまた体を倒す。
そういえばバスケ部は試合前で普段よりも練習量が多いらしい。
少し辛い、と家の近い黒子がぽつりと漏らしていた。
『大変だな。』
「本当だよもー、行きたくないー。」
机に倒れこんだままうだうだとごねている。
相当嫌らしい。
このままだと赤司が迎えに来るだろうが彼も忙しいだろう。
ひとつ協力してやるかと、思いついたことを言ってみる。
『駅前に新しいケーキ屋出来たの知ってるか?』
ぴくりと紫原の耳が動く。
『オープンセールで今安くなってるんだよね、部活頑張ったら奢ってや.....』
「部活行く。」
名前が言い終わるまでに立ち上がり言う。
単純なやつだな、と名前少し笑いながら言う。
『今日の日曜日にでも行くか?』
「うん!!」
そう言った紫原の目は輝いている。
そんなにケーキが好きなのか、と名前は思っていたが、紫原は違う意味で喜んでいた。
「(日曜日名前ちんとデート!)」
それに名前は気付くよしも無いのだった。
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こんなんで良いのでしょうか........
駄文すいません(汗)
協力くださった方!ありがとうございました!!
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