赤司と布団
*赤司と幼馴染設定。膝抱っこの続きみたいなの。
ふと、目が覚める。
まだ外は薄暗く、いつもより早い時間だ。
少し早いが起きようと布団をめくろうとすると赤司がいた。
そういえば、泊めたんだっけ。
ぼんやりと思い出す。
夕食を食べた後、時間が遅かったため泊めたのだ。
布団を掛け直し、また潜り込む。
昔はよく一緒に寝てたっけ。
名前の両親は共働きで家に帰ってくる時間も遅かった。そのため、心配した赤司の両親がよく泊まっていきなさいと言ってくれたのだ。
自分もまだ小さかったため、一人では眠れない時があって、
そんなときも赤司が一緒に寝てくれたんだった。
ぼぅっと考えていると視線を感じ、下を向く。
『なんだ、起きたのか。』
「あぁ、いつもこれくらいに起きているからな。」
『早いな。』
赤司の首元に、顔を擦り寄せる。
「懐かしいな、昔もよくこうしていた。」
『覚えてたのか。』
「毎日の事だったからね。」
赤司が欠伸をひとつもらす。
『もうすこし寝るか。』
「ん.........」
そう言って赤司は目を閉じ、暫くすると寝息をたて始めた。
やっぱ疲れてんのかな、バスケ部だし。
ぎゅっと抱き込み、頭を優しく撫でる。
『いつもご苦労様です。』
自分も目を閉じる。
いつもよりいい夢が見れる気がした。
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布団ネタ好きです。
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