「いってらっしゃいリゾット」
「ああ、いってくる」
「行ってらっしゃいパードレ!あのねあのね、」
「ん?なんだ?」
「もし帰りに寄れたらね、いつものお店のジェラート買ってきてほしいの!」
「(キュン)……ああ、必ず買って帰ってくる」
「ホント?グラッツェ!パードレ大好き!」
「ああ、オレも好きだ」
「早くいけよリゾット。オレの存在忘れてんじゃねーぞ」
「なんだプロシュート嫉妬か」
「気持ち悪いさっさと行け」
「そんな恥ずかしがらなくても」
「いや冗談抜きで早く」
「……はい(目が本気だ……)」
「ごめんねマードレ(目が本気だ……)」
「大丈夫だ」
むぎゅ
「マードレも大好き!朝ご飯おいしかったよ!」
「グラッツェ、オレも大好きだバンビーナ」
「くすぐったいー」
「おい、お前遅刻するぜ?」
「え、嘘!どうしよう!」
「メローネのバイクに乗せてってもらったらどうだ?」
「やだ、メローネ変なことするもん」
「あいつ妹になにやってんだ……」
「ナニやってる」
「沈まれメローネェ!」
「ぶふぅ!」
「イルーゾォ!」
「仕方ないな、俺のチャリの後ろ乗せてってやるよ」
「やったぁ!」
「おい、時間ホントにやばいぞ」
「うわわわわ、マードレいってきます!」
「気を付けろよ!」
登校も騒がしく