つぶやき率低し( ^ω^)
▼04/03 15:48
自分の着物を後ろからつんつんとひっぱられた気がして、振り向けば、身長の低いサスケくんが。
どきっとしたけど、顔に出ないように…。
必死で、なんでもないような顔を作って
しゃがんでサスケくんの顔の位置に目線を合わす。
「どうしたの?」
「あの、これを受け取っていただきたい」
「?」
桃色の包み紙に包まれたものをサスケくんは差し出してくれた。
? なんでわたしに?
わたし、贈り物をしてもらえるようなことしてないし…。
首をかしげたまま、受け取らないでいたからか、サスケくんがわたしの手にそれをのせてくれて口を開く。
…頬を少し赤らめて。
「その…"ばれんたいんでー"の…おかえしでござる」
…………
………
「っ!!」
なんで、どうして!
わたし、あの時、声もかけてないし、手紙にも自分の名前なんて書かなかったのに…
「あ、サ、サスケくん…なんで…わたしだってわかったの…?」
「それは………
好きな人の字は…見たらわかるでござるよ」
「えっ…!」
「〜〜〜!!
拙者っ、失礼するでござる!!」
わたしの顔に熱があつまってきて、もうあたまから蒸気がでそうなくらい。
サスケくんが大急ぎで帰って行ってしまったあと、
桃色の包み紙をあければ、とっても甘そうなおかしと一緒に小さなお手紙が…。
"せっしゃもすきでござる"
(サスケくんの字だ…)
← →