ガウェインとアーサーの部屋に、ライカやカイトやラーなどと言った男達が集まっていた。
そこには、テレビと大量のDVD。
テレビを眺めている者もいれば、DVDを探っている者もいる。
カイトは赤面したまま、「ええっ」とか「う、うわ…」などと声を発しながらテレビを見ている。
男達が見ているのは、漫画で言えばDVDの上に『アッハ〜ン』と文字が出ている様な代物だ。
お分かりであろう。
こんな男達で見なくても、と言いたいが、たまたま皆ガウェインとアーサーが見ているのを発見してしまったのだから仕方無い。
「やはり洋モノではなく和モノだろう」
ライカは着物を着た女性がパッケージにいるDVDを手に取り、言う。
カイトは何か違うのか?と頭に疑問譜を浮かべながらテレビに映し出された外国人の女性の裸体を見て、またもや赤面。
そんな初々しい反応にアーサーがからかう。
ラーとガウェインは慣れた様子で「胸だけ」「演技が下手」などと口論している。

「カイト達がいないと思ったら、みんなして何を見ているんだい?」

ノックをしたのだろうが聞こえていなかった皆にとって、いきなり入って来た人間。
「?」
当の本人はわからない様子で部屋に上がり込む。
「じ、ジェフティ…あ〜っいや、これはぁ〜」
口をパクパクさせながらカイトが何か言おうとする。
苦笑いしている皆の前で、ジェフティは不思議そうにテレビとDVDを見比べた。
「…?これ、何やってるの?」
大真面目な顔で聞くジェフティ。
「――これは男女が本能でするセッ「だーーーーっ!!!」
いつもの無表情で説明を始めるライカの声を、カイトが遮る。
あいかわらずジェフティは、よくわからない表情で外国人の女性があえいでいるテレビを眺めていた。






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