「ヘルマちゃんの馬鹿ぁ〜!」 「……」 「ヘルマちゃんなんて大っ嫌いなんだから〜っ!」 「……なら、私もプリンの事嫌いになっちゃうわね〜」 「ぴゃうっ、それは駄目駄目駄目!」 「ならホラ、拗ねてないで帰るわよ」 幼い頃から差しのべて貰っていた手。 ヘルマちゃんが悪いのに、ヘルマちゃんのせいで泣いているのに、わたくしを救ってくれるのもヘルマちゃんなのね。 (本当はね? 大大大大だーい好きなのよ) すらりと高い身長は、他の男性よりも格好良い。わたくしにとっては白馬の王子様よりもね、ユニコーンの魔女の方が素敵。 甘ぁい砂糖の御菓子よりも大好きなのよ? 本当はね?大大大大だーい好きなのよ ┗お題提供:欲しがりナイアリスト(現在閉鎖されました) |