走って行ったと思えば予想もつかないことをしでかして、少し立ち止まったかと思ってもまた騒ぎを起こす。
その小さな体躯で言うこととやることだけは大きく、いつも大助を困らせた。
どんな人間も、どんな虫憑きをも巻き込んで、飛んでいく。
見る人間によって色を変え、キラキラと不規則に輝く軌跡を描く。
誰よりも速く、誰よりも輝いて。
奇跡みたいだったあの銀色の輝きは、今もなお見た者全員の瞼に焼き付いて離れようとしない。
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