昨日、いきなり凛ちゃんからメールが来た。内容は景吾をクレープを食べさせてやってくれ、とゆうたもの。凛ちゃんには用事があるらしく行くのは無理やと言うとったので、


つまりは、二人きりっちゅう事やな。おん。そうやな。
思わぬチャンス、…デートのチャンスやで!…を手に入れたちゅう話や。


そこで今、跡部(景吾の方やで!)と他愛もない会話をしながらクレープ屋台に並んでいるのだが。


一言で言うと、景吾が可愛すぎやねん。なんですか?そのめっちゃ楽しみです!ゆう顔。まわりのお姉様方があの子(顔カッコイいけど)可愛いわね。ってゆうとるよ!こっちは可愛すぎて悶えそうやねん。


と、まあこんな端から見たらアホな事を考えとったけれど時間は進むわけで、とうとうオーダーする事になったわけですが、



「シェフのオススメで」


店員さんごっついビックリしとるよ。景吾は景吾で不思議そうな顔しとるし。あかん、アホ可愛い。


「景吾、ここにはシェフおらんで…」



「なっ、先に言っとけよ!じゃあ店員のオススメで。」


俺様に恥を掻かせるとはなんとか、耳が赤みを帯びとるのでそうとう恥ずかしかったみたいや。
堪忍な景吾、まさかそうくるとは思わなかってん。


「堪忍な。俺はバナナチョコクレープで。」


〜〜〜〜


で、景吾は当店で一番人気のイチゴとクリームのクリーム、俺はバナナチョコクレープを受けとり近くのベンチで美味しく頂いているわけですが


…視線を感じる。いや余所からの視線も有るけれど、景吾からの視線を感じるねん。


「景吾?」

「っ。アーン?」


や、アーン?やなくて


「なんか、ずっと見とるけど…なんか付いとる?」


「……ダサい伊達眼鏡」


………おん。つまりは何も付いてへんと。


「っ新しいの買ってくる。」


何やったんろうか。耳まで真っ赤にして、

……とりあえず、なんや。ほら。おん。



いつもより君が可愛く見えた
(…景吾。)
(アーン?)
(それで5つ目やで…)







クレープ無双な跡部が書きたかった。それだけ。
跡部が忍足を見てて照れてクレープ買いに行き過ぎた結果という事にしてほしい。クレープ買うときに耳まで赤いのは二人だけど名前呼びだったから。

分かり難いな。