終焉に見る夢は幻と消えた

別たれた道、交わる事は無くただ、思い出となって消える。


「抱きたい」
そうして自分は、ベッドに居座る彼女の姿を見てそう言った。対するファルマは何も言わず、仮面を外した自分の湿っぽい口付けを難なく受け入れた。ぴちゃぴちゃと唾液と唾が混じりあう水音がして、互いを求めあい、貪り合う。ファルマは少し、喘ぎ声を抑えるも、彼女の衣服の中に滑り込み、下部の茂みを触る。びくり。と身を硬直させるも、グロテスクな花弁とも思わしきヴァギナに、一本の指を入れて、突き動かす。水音が激しさを増し、抑える声もだんだん少なくなっていった。やめて、やめろ。そう言った拒絶反応をする彼女に対し、興奮を抑えきれない自分は、二本目の指を入れた。
「あぐぅっ…」
衣服を静かに脱がし、下着のホックを外す。だが、そのような行為を行っている自分に対し、ファルマはいきなり静止した。
「ドクター、何を――」
「……お前も、興奮を抑えられないだろう。私ばっかり、不公平だ」
そう言い、盛り上がっている部分を指指しながらも、立ち上がりながらベルトを外す。ガチャガチャと金属音が掻き鳴らし、露わになったペニスを舌でなぞる。
「ふっ…くっ…ドクター……それ以上は……」
びちゃびちゃと舌で袋をなぞり、指で幹を這わす。シュッシュッと水音が増し、我慢が出来なくなった頃に彼女の顔に白濁した精液をぶちまけた。
衣服を脱いだ後、ぼうっとしている彼女に、ヴァギナにペニスを入れ、ゆっくりとなぞりながらも、子宮に突き入れた。その時、ファルマはこう言った。

「―――――――――――」

それは確かに、聞こえた言葉だったが、とても辛い言葉だった。自分はゆっくりと動かし、彼女を抱き合った。
「あっ」
そう言いながら、抱き合うときに何かを掴もうとする手つきが、とても不思議そうだった。
「うん……」
そうして、子宮に精液をこぼしながらも、受け入れた時も――何か、不思議そうな表情をしていた。まるで、お前が怖くない。そう言うように。

あの時の言葉の答えが、答えられなかった。まるで、それを答えたら全て終わってしまう。そう思わせるように、思えてしまうようでならないのだ。




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