三段飛ばしで駆け上がる大人の階段

ある日フロディが女の子になっていた。

「えーーーーーーーーーマジですかーーーーー俺は何もやっていませんよーーーーーーーー」
「こういう原因は貴様が黒幕だなファフナアアアアアアアアアアア!」
グラニルのシグムンドがニーズヘッグのファフナーを問い詰めており、グラムを首筋に向けていた。いやちょっと待ってシグムンドさん。確かにファフナーが黒幕っぽいけどまだ決め付けてはいけない!と心の奥底でバルドルは思っていたが、弟ジークフリートを亡くしていてその憎悪の矛先である聖闘士絶対殺すマンシグムンドに口を挟む事は出来なかった。いや確かにファフナーは実験をするけど女の子にする薬を作りそうなのだが何故に。
「すまない…」
「気にする事は無い、フロディ。私も君がこうなってしまった原因を探る為に君に協力をするよ」
バルドルはそう言い、フロディは溜息をついた。胸はDカップと言った所か。と成る程…とバルドルは思った。さすがに自分は女や男に手を出さないが。するとスルトはバルドルの肩をポンポン。と叩く。
「確かに、フロディが女になったのはファフナーに原因があると私は思うが」
「スルト…」
「もしフロディが街をうろついてみろ。暴漢に襲われて犯されるのがオチだぞ」

『やだぁ…っ!ひぃッ…ッ…あああっ!』
処女膜を破られ、肥大されている自身を突き動かされ――虚ろな目をして性欲を求められて子宮にたっぷり欲望を流される…そんな事になったらどうしよう。フロディが街を歩いたら暴漢に襲われるぞと言うスルトの発言にバルドル(童貞)は頷いた…。何それ怖い。と言う思いを込め、彼(寧ろ彼女?)を街に歩かせるのはやめておこうと思った。むしろアスガルドに暴漢なんて居るのだろうか。

「女物の服装はヘラクルスに任せてある」
スルトがヘラクルスに買い物を任せ、彼は女の子になったフロディを見つめていた。
「そうだな…揉んで良いか」
「お前は一体何を考えているんだこの馬鹿野郎!」
シグムンドのノリツッコミが冴え、スルトは語る。
「いや女の胸は確かに出来が良いと我が友カミュは言っていたが、まさか形の良い胸があるとは思わなかったな…そら」
「んっ…!」
彼女の胸を揉み、フロディの色気のある声が聞こえた。
「成る程、胸は性感触と言うべきか…さて、これから如何するべきか…ん、どうしたんだシグムンド?」

「ぱ…パールドウ・オルカアアアアアアアアアン!」

シグムンドの叫びとともに、必殺技をスルトに叩き込んだのであった。

タイトル:レイラの初恋より



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