夢御伽

*書いたのが18話前なのでおかしいです

だから、つまらない人間なんだな。と心から思った。つまらない人間なんて、本当に居るのだから。要らない人間なんて、使い捨てられてい死んでいくのだろう。

俺は火星生まれで、幼い頃に両親を兵士に殺害されました…いえ、つまらない人間が話すっていう話じゃないんだから、放っておいて下さい。貧しい環境の中で、大人達に殴られる蹴られるなどの暴行を加えられて、もう死んでしまうのじゃないかと思ってしまいました。そこで、クランク二尉に拾われて、彼の指揮の下で育てられました。…え、何で泣いているんだって?泣いていません。俺の涙は、あの時からもうとっくに枯れ果ててしまっているのだから…そんな事はあり得ないじゃないですか。ギャラルホルンが俺の居場所だと思っていました。けれども、あの角突きかすべてを変えてしまった。上司を立て続けに失い、最悪の結果、クランク二尉の誇りさえも穢されてしまったから、復讐といえるべきですね。何を言っているんだ?そんな事…分かっている筈です。なのに何ででしょう…涙が止まらないのは。

紋章を握り締める。あの時、自分が参加しなければ。
今は亡き両親を想う。あの時、一緒に死んでいれば。
だから、思う。人というのは、簡単に死んでしまう存在なのだ。けれども、許される罪なんて有り得ない。そう、全てが御伽噺だとしても―‐心から、決心をしてしまうのだ。

決心をしないと、変われない。
決心をしなければ、変わりはしない。

アイン・ダルトンと言う存在は、御伽噺だとしても――そっと囁いた。

「Ein proudhearted Soldat, schlafen Sie in diesem blauen Himmel(――誇り高き戦士よ、この蒼い空の中へ眠れ)」





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