ハイアンドシーク

*多分一部の察しの良い人は物語の内容が分かるかも知れません。

「今回の興味深いお話は『ペテン師な男と紅の破壊神』と言う話です!友人を悪い組織に殺された賞金稼ぎと、その戦いはまさに戦神な紅い剣士の話なんです!…何々、その剣士は大分前に同僚だった男が悪い組織に寝返って裏切られ、賞金稼ぎが居るレジスタンスの仲間たちを信用していないらしい?ふむふむ、蒼き英雄がそうじゃないと説得しても、聞く耳持たず。でもある時、賞金稼ぎさんがそのかーなーり性格が悪い男の罠に嵌まり大ピンチな時に剣士が助けに来て、一緒にその男を倒した。けど、賞金稼ぎさんが剣士を庇った。その剣士が「何で?」と問い掛けたら「理屈など無い」と答えた。へー、成程…。でも、何故かその賞金稼ぎさん――最終的に、剣士を裏切るらしいって。色々調べたら神になりたかった。友情ごっこだった。と言っていたけど、何でこんな壮大な裏切りをしたのか――興味深いですっ!」

「次の興味深いお話は『英雄になりたかった男』という話ですっ!何々?その男は幼い頃に、娼館に売り飛ばされて男共の相手をしていたけど、金髪の男の子が大好きな養父に引き取られて体を貪られていたらしいですね。でも、知識を必死で学び、何も知らないお友達と相手をしながらも手にしたのは今の世界社会を作り上げた英雄の伝記を読んでから、変に頭の螺子が外れていたらしいですね。でも、幼い許嫁を聖女として崇めたらしいです。そしてお友達も色々切り捨てて、地位と名誉を手に入れたけど――お友達をその情けに殺せなかったらしく、最終的に地位と名誉も失って、お友達に殺される。何という悲劇かつ、滑稽な恐怖劇ですねー。でも、愛された幼い許嫁は聖女から、悪女になってしまうけど、何でその幼い許嫁を聖女として崇めたんでしょうね?母性反応かな?」

「今日の興味深いお話は『救国の聖女と黒騎士の物語』。ライブラリから引っ張ってきたんですけど、まあいいや。その昔、わるーいわるーい竜がわるーい司祭と手を組んで帝国を再建し、この大陸を支配した。聖なる王家の人達を大虐殺したらしい…えっ、これは過去の恨みつらみが積み重なってるの?まあいいや。生き残ったその王女様も、殺されそうになったけど――帝国に無理やり付き従われているとある国の黒騎士さんが彼女を助け、逃がしたらしい。でも黒騎士さん服をひん剥がれて輸送されていたらしいけど怖いねー。どこかのお姉様大歓喜じゃない?で、王女様を連れた後の英雄王さんと黒騎士さんは対峙して祖国の為に散ったらしいけど、戦争が終わった後に王女様は黒騎士さんへの未練が残っているらしく、婚約しても浮かない顔だったらしい。それが契機でまた、戦争が起こってしまう…。その戦争で仮面を被った騎士と、わるーい竜の生贄にされたシスターの一人として二人はまた再会するらしいけど、じゃあ、出会わなかった方が幸せだったかな?それとも、普通の人として生きられなかったのかな?聖女と言われているけど、何処かの記述によれば悪女と言われているらしいって。」

「今日の興味深いお話は…えっ、どうしたの人魚姫。何で『流石に他人の物語を漁るのはちょっと…』って言う顔をしているの。何で顔を暗くしているの。私は興味深いものを知りたいだけなのに、おかしいでしょ」





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