召しませアラカルト

※メイドプレイ


たまには王の責務から抜け出したい事がある。心の底から言い訳をするも、アーロンから「休んだ方が良い」と言われ、騎士達からも「我々にも頼ってほしい」と責務を休んで下さい。と急かされ、アルシュナからも心配そうな表情を浮かべられたら――どうもこうにも責務を全うする事が出来ないだろう。
「…けど、何もしないって言う訳には――」
どうすれば良いのだろう。と思った矢先に、ふと置いてある使用人の衣服を見て何かを閃き、手に取り始め――。


流石にあれは言い過ぎただろうか。今日が特別な日だからと言って激務をこなす彼女を見て、流石に休んだ方が良い。と言ったのは分かるが、流石に言い方がきつかった――謝りに行こうか。しかしそれは余計な事を言ってしまう、とそう思った矢先の事だった。
「――アーロン?」
見慣れぬ衣装を着こなしている姿を見て、驚いてしまった自分が居た。

上級貴族に仕える使用人が着ている制服だろうか。彼女は棚やテーブルを掃除をしている。
「…珍しいな、そんな姿を人にさらけ出すとは」
「掃除とか、何かをしないと…気が済まないから」
それがどうしてもぎこちない言い訳だと感じる。ガチャリ、とドアの鍵を閉める音がする――分かっていても、やり切れない性格だと自分自身で自覚する。彼女の背に回りこみ、はたきで棚を掃除している最中に乳房を揉みしだいた。
「はぁ、んあ…んっ…」
エプロンドレス越しに伝わる柔らかい感触に、指でねっとりと固くなっていく乳房の先端をぎゅっと摘まみ、あっ、と短い悲鳴を上げる彼女の唇を、塞いだ。
ぴちゃ、ぴちゃと舌と舌で絡み合い、彼女が逃げ出したいように体を動かそうとする。自分はドン、とベッドに押し倒す。
「あっ…そこ、はぁ…っ!」
スカートをたくし上げ、びりびりと下部のタイツを破る。下着を中途半端に脱がせ、女唇に舌を這わせる。
「あぁ…はぁ、やめ…て…っ!ああ…はぁ、…ああっ!」
じゅるじゅると彼女の気持ちいい所に舌を這わせ、クリトリスを指でぎゅっと掴む。その時の表情もそそられる――が、それを中途半端なところで終わらせ、衣服を下着ごと脱がさせ――ぷっくりと真っ赤に充血している乳房の先端に吸い付いた。
「おねが、っあああ…待って…」
「…どうした?」
「…そんなに急かされたら、私…」
自分が行った行為――理性を取り戻した矢先、彼女が顔を真っ赤にさせる。夜這いどころではなく、ほぼほぼ自分が一方的に彼女を犯したようなものだから――嫌われて当然だろう。だが、彼女は自分に優しい口付けをした。
「――鍵、閉めた?」
「一応、閉めた」
「もっと、欲しい…お願いだから、さ…今度は…私にもご奉仕――させて」


全部脱がしきった後、彼の充血した血管が浮き出ているペニスを舌でぺろり。と舐め、じゅるじゅると吸い――先端にキスをし、乳房でマッサージをした。う、とうめき声を抑える彼の姿は、欲情を煽る様だ。ぴくぴくと血管が生きているように震えており、硬くなった乳首でペニスを刺激した。するとどぴゅっと精液が乳房にかかり、自分はぺろり、とかかった精液を口で舐めた。
「えっ…あっ?」
すると自分は彼に抱きかかえられ、さっきまで射精して萎えていたであろう勃起しているペニスと自分のヴァギナが見える姿勢になり、くちゅり。とペニスが膣を掻き分けて挿入されていく感覚に、身を捩らせた。
「はぁ、ああん…もっと…気持ちよく、なりた…あああっ!」
ぐちゅぐちゅと自分の膝を持ち、腰を強く打ち付ける。膣がきゅうきゅうとペニスを締め付ける感覚に、ぐるぐるとめまいを感じさせる。きゅうう…と子宮が降りていく感覚に、くらくらしそうだ。
「おねが、ぁ…いっぱい、出して…は、ぁああん…」
「っ…!」

「…ひっ、ああああーーーーっ!」

ぐじゅぐじゅと音が響き、きゅっとペニスがびくびくと痙攣を起こし、膣を最大限に締め付けてから降りてきた子宮にどぴゅるぴゅると射精した精液をぶちまけていく。段々射精し終わった後に自分は力が抜けるように倒れ、そのまま暗転した。


「…すまない」
最初に目が覚めた時にアーロンの発した言葉がそれだった。本当なら謝りに行きたかった筈が何でこんな事に…と言う羽目になったのは丁重に体を清めた後の事だった。
「こちらこそ、少し真面目になり過ぎていたのに…」
いや、良いんだ。と彼の表情を見据え、自分はそっと抱き寄せられた。特別な日は、もう過ぎてしまったけど…少しだけ、彼の体温を感じていたいと言うのも悪くは無いだろう。


Merry Christmas!

title:リラン



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