彼女自身は性行為に興味が無かったのか、初心な所がたまにある。自分が手足足取りで性行為を教え、彼女はそうなのか。と最初は興味が無かったようにそう言っていたのが、まさか此処まで盛んになるとは思わなかった。と苦笑した。
「はぁ、んぁ…」
ぴくり。と震えている雄を華奢な指でゆっくりとなぞり、びくりと身を震わせる自分が彼女を見下ろしながら、良い子良い子。と言わんばかりに彼女の白い髪を撫でた。薄銀の白を思わせる色をしている、さらさらとしている髪を自分は、好きだ。彼女は礼服を半分、脱ぎ捨てて――乳房で雄を挟み、ゆっくりと動かした。勃ち上がっている乳房の先がこりこりと雄を絶頂へと昇らせるように当てている。
「んっ…どう、かな…」
「…最初の頃よりも、上手くなっているよ」
「ほん、とう…?」
乳房による奉仕の動きを早くし、自分はんぐ、と絶頂を強いられる感じにびくり。と身体を震わせ――彼女の頭を撫で、ゆっくりと飲み込め。と快楽に震わせた雄から、スペルマを彼女の口膣にぶちまけた。
「んぁ、ふ…」
口付けをゆっくり味わうように、舌と舌を絡ませる。自分は寝そべった体型にしておきながら、いいよ。と彼女に挿入を促す合図をした。
「ああっ…!これ、すごく…!イ、イッ…!」
ぶるりとペニスが膣内を包み込んでいく。彼女は快楽に震えているせいなのか、はーはーと捕食者のような目をしており、膣はきゅうきゅうとペニスを包み込んでいる。
「ゆっくり動かして…」
ぐちゅり、ぐちゅりとピストン運動をし、雄に射精を施す動きをした。こつんこつんと子宮にペニスの先が当たり、びくん。と彼女が身を震わせ、エクスタシーを味わっていた。
「あ、ぁ…きも、ちいいよ…気持ちいい、よぉ…!」
固くなった乳首を自らに手を這わせ、揉みしだく。その間に自分は動きを加速させ、彼女に快楽を与えた。
「やだ、ぁ…!そんなに、動いたら、壊れちゃ…ふ、う、うん…!」
「陛下…いや、――――」
「その名で、呼ばないでっ…!そんなことされたら、私、私ぃ…!」
もう限界だろう。あ、あ、あ…と虚ろな声を叫ぶ彼女に、ぎゅううう…と子宮口が下ろされるような形で――大量の子種を吐き出した。
「ひ、ぃ、いぁぁああ――――ッ!」
どぷりと大量の子種が子宮にどくりどくりと流される感覚に、彼女は絶え間ぬ嬌声を上げ、倒れ伏すように自分へと重なった。
「は、ぁんあ…」
どろりと白い茂みに精液が掛かっている。あれだけ激しいセックスをしたら、いくら身が強い彼女でも簡単に崩れ落ちるだろう。
「…アーロン?何を…笑っているんだ?」
「いいや、貴方の本当の名前で呼ぶと…抵抗するのは、少し興奮した位だろうか」
「…はあ、今度それやったら、私も少しは怒る」
彼女はそう言いながらも、自分が髪を撫でる癖を注意しないのは…自分なりの愛情表現だろうか。少し、安心した。
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