血の代償

デスザラスは目の前に居る椅子にロープで縛りあげている捕虜の兵士を見つめ、スターセイバーに説いた。
「さて、俺達はあの悪名高き正義の執行者でも無くてイカれたフェイスシクサーズの兵士でもない。命だけは助けてやるって安易に考えてる――と思うよな?」
所詮は戦争だ。人が死んで誰かが生き残る…そういう考えを抱いているのが兵士の務めであり、弱者には容赦なく裁きが下る――結果・ギルティ…死刑と言うのが当たり前だ(まあそれをやるのは前述したとおり悪名高いあの部隊だろうが)。
「スターセイバーはどう思う?やはり内臓かっさばいて生き地獄を味わせられるか?それとも磔にして吊し上げるか?」
「――貴様は宗教を何だと思っている」
「規律に従い、神に従う――悪いが、こっちは神を信じていない主義でな。俺は敵を殺す事でしか戦争を肯定できない…だが」
ぐきり。と男の人差し指をへし折った。男は悶絶の表情をしており、デスザラスはこれで悲鳴を上げるのか…とつぶやいた。
「やっている事はDJDと同じだと思うが?」
「それは違うぞ、スターセイバー。DJDは猟奇的な拷問をして、慈悲が無い処刑をする。俺はまだ慈悲だと思うが?…貴様も似たようなもんだろう」
「ああ、そうだな」とスターセイバーは悶絶を繰り返す男の表情を見て、ふう…と息を吸ってはっ…と溜息をした。
「元サークルオブライトの癖にえげつない事を考えるな。ダイアトラスが見たら泣くぞ…俺はそいつの事をまだ知らないが」
「ダイアトラスの事も分からないのか…全く、本当に厄介な男だ。が、」
ごきり。と男の腕を容赦なくスターセイバーはへし折った。悶絶どころか苦悶の悲鳴を上げながら泣き叫んでいる。
「お前のその暴力、やはり容赦ないな…内臓掻っ捌くどころかビクトリーレオでその男を食い殺そうかって目をしているぞ」
「そうか?貴様こそタイガーブレストとイーグルブレストで容赦ない処刑方法を考えているようなその目、変わらんと思うが?」
二人の談笑に付き合っている捕虜が哀れだと思わないかと言う疑問を抱く者は、残念ながらこの場所にはいない。これは戦争だ――と言わんばかりに、スターセイバーとデスザラスは狂気の表情を浮かべた。
「「生きて帰れると思うなよ」」

心臓を一突きにされた挙句に首を晒された――捕虜の容赦ない処刑にウォーワールドは一時期その噂で持ち切りだった。
「指揮官(コマンダント)、スターセイバーと居る時はいつもニコニコしているってさ…」「こえー…狂信者と戦闘狂こえー…」「仮にもウォーワールドを取り仕切っているとは言え、あの狂気は何処から出てきたんだ?」「あのスターセイバーと出会ってからだよ…真面目にデスザラス様のメンタルが心配になって来た」

シャワーで返り血を洗った後、ソファで寝転がっているスターセイバーを見てデスザラスはごろごろ…とタイガーブレストの頭を撫でた。
「スターセイバー…まだ、殺し足りなかったか?」「無用な殺しはしない」
とか言いつつも、虐殺をしているが…大凡、ダイアトラスとは仲が悪い理由が無用な殺しをしないあの男と、虐殺を肯定している彼…確かに、相性が頗る悪いのは予想がついている。真面目にそう思えてきた――が、デスザラスは虐殺を肯定しているのは事実だし、彼とは親友でもなく――ある意味一種の執着だと思えてきた。生憎、あのオーバーロードは執着とはいいがたいし、ターンもまた然り。白い髪をぎらぎらとなびかせ、その長い髪をさらさらと撫でる…スターセイバーは嫌がるかもしれないが、猫のような彼を見て、ゆっくり微笑んだ。そして、ソファに寝転がっているスターセイバーを抱き上げ、ベッドに放り投げた。
「おい、何をしている」
「何をって――あの尋問で体力使っただろう?寝ろ」
「まだ眠る訳には――むぐ」
スターセイバーはデスザラスの頼むから寝ろ…と言わんばかりの表情を見て、それを察して不満げに眠りについた。彼が眠ったのを確認したデスザラスは、静かに仮眠室から出て行き、ドアを閉めた。

「まだ、殺し足りない」とスターセイバーが問えば、デスザラスは「そうか」と答える。彼の怒りだ。彼の妄信する神の裁きだ。そりゃまだまだ誰かを殺し足りないだろう。彼はロープを用意し、スターセイバーの顎をくい、と掴み――囁いた。
「だったら、調教の時間だ――女王様」


両腕をロープで縛られ、女唇にはローションで垂らしたディルドバイブが突き刺さっている。ギャグポールで口を塞がれ、茂みの上にそそり立つペニスは――早く射精したい。とどくどくと血管がわき出っている。生憎、尿道部分をリングで塞がれてそれをする事が叶わないのだが。
「んぁ、うう…ふう、ん…」
ディルドバイブはリモコンで操作しているが、未だに最大強度にしていない。スターセイバーは彼を見下ろし、人を殺しそうな目をしている――デスザラスは男性体に備えらえている女唇…ヴァギナの部分を見て、彼の異様な体質が此処まで興奮をそそられるなんて――と思っても居なかった。
スターセイバーは体質が両性具有だ。生殖機能…子を成す為の生殖器であるペニスだけが備えているのだが、彼に対しては異質だ。本来無い筈の子供を授かる子宮機能が備えられている。これのせいで過去、変な輩に追い回されてきた――酷い目に遭ったと言っている。果たして、彼の子宮にダイアトラスとの子供は授けられただろうか?残念ながら、もはや叶う筈も無いだろう(そんな話をしたら滅茶苦茶ビクトリーレオと一緒にガチギレてきて追い回されてしまったのだが)せめて彼の好きな相手とセックスをして子作りでもして欲しかった――と浅ましい考えを指定自分もアレなのだが。
そう考えながらも、用意していた電動マッサージ器を彼のヴァギナ…クリトリスに近付けさせ、ヴヴヴと音を鳴らしながら勃起したペニスを愛撫した。
「〜〜〜〜〜〜っ!ひあ、ああ、おああ!?」
ギャグポールで悲鳴もとい声をろくに出せないのだろう。早く解放して欲しい――と目線で訴えているが、電動マッサージ器を上下で擦り、ディルドバイブを一旦取り外し――ぐじゅぐじゅと指先で膣をき乱す。水音が卑猥に響く中、ギャグポールでもなんとか外してほしいと目線でそう言っている中、その願いを聞き届けたのか、ギャグポールも外し、指先の動きを速めた。が、限界が近付いているのか――ぶしゅり。とぼたぼたとヴァギナから水が流れる。
「ほら、イけ――!」
「あああああああんっ!」
ぶしゃあ…と早大にヴァギナから潮が吹きあがり、床下を水浸しにした。ぜぇぜぇ…と息切れをするスターセイバーに、デスザラスは抱き上げた。
「あーよく耐えられたな…本当に淫乱な身体をしているんだ――痛い!俺が悪かった」
彼から鉄拳を容赦なく喰らい、デスザラスはスターセイバーに謝罪をした。彼を抱き上げ、再びディルドバイブをヴァギナに挿入する。ロープで縛りあげた腕を淫らに振り回し、何とか快楽から逃れたいと願っていた、のだが――スイッチのボリュームが最大になった時、再び快楽地獄に突き落とされた。
「ひぁ、ああああああっ〜〜〜!?ああああん…あああ…い、ひ、あ〜〜っ!?」
ヴヴヴヴヴ…とディルドバイブの振動が最大になり、声なき悲鳴を上げ続ける。電撃がしびれる様なエクスタシーに、射精を堪えていたペニスも限界を迎えていた――それを、デスザラスはリングを容赦なく外す。
「よく頑張ったな…出していいぞ」
「ひ、ああああああああああっ!」
ペニスからザーメンが容赦なく吹上げ…床下に精液をぶちまけた。どぴゅるるるるる…と溜まっていた精液が床下に落ちていく…精液を出し終わった後、勃起したペニスの尿道からアンモニアの臭い…小便が流れ出ている事も気付いた。流石にやりすぎたと感じたのか、ロープを外し、拘束を解いた。
「…あー、悪いな。やりすぎた――スターセイバー、今回はこれで終わりに――」
ふーふーと息を鳴らし、デスザラスの腕を掴んだ。その殺意がたぎる目からしたら、まだ足りないらしい――雄を貪る雌のようだ…とデスザラスはスターセイバーのおぞましさにため息をつきながらも彼をベッドに運んだ。

「ほら――貪れ」
彼はがちゃがちゃとベルトのバックルを外し、ぱんぱんに膨れ上がったペニスをスターセイバーに差し向けた。赤く爛れた舌で、袋の部分を舐め上がる。痺れ上がる様な快楽に、彼は顔を覆った――じゅぽじゅぽとペニスを貪り、上手に食事を食べるようにペニスの血管の幹を舐め上がる――湧き上がる射精感を抑え、スターセイバーにデスザラスは手でクイ、と来いと言う合図をした。ペニスを女唇に挿入し――ずぷり。と先程の行為でぬるぬると慣らした膣にあてた。久しぶりの感覚だ――とデスザラスは思った。きゅうきゅうと圧迫しているも、やわらかい感触がペニスを射精に導こうとしている。が、このままの体型ではどうにも…と考え、スターセイバーを四つん這いにし、一旦抜いたペニスを再びヴァギナに挿入し、ピストン運動をした。
「ああああん…あああ…」
許せよ。と耳元で囁き、パンパンと水音を立てながらも四つん這いになっている彼はシーツをぎゅううう…と掴む。白い銀色の髪を淫らに振り回し、限界が近付いたのか――腰を振っている。
「ほうら、ご褒美だ―――ッ!」
「はあん…あああん…ああああああっ!」
ぐ、と子宮にマグマのような吹きあがる精液を少量ぶちまけ、ぬぷり。とヴァギナからペニスを抜き――彼のからだ中に大量の白濁とした精液をぶちまける。彼から勃起したペニスからもちょろちょろ…と精液が零れ落ち、彼は爛れたスターセイバーの唇に吸い上げる様なキスをした。


朝。あれだけキツいセックスをしたのが祟ったのか、腰が立たないスターセイバーはベッドで寝転がって眠っている――と同時に、妙に上機嫌なデスザラスを見て、部下たちは「ついに指揮官に春が来たのか…」と言っているが、果たしてウォーワールドの指揮官が上機嫌な理由は、スターセイバーのみぞ知る噺である。



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