赤き羊の晩餐会

甘いものは好きではない。苦い物は嫌いだ。だから軽い晩餐会に呼ばれよう。貴方にとっての最高の食事になる筈だ。そう言った甘い言葉に誘われて、レースのドレスを身に着ける。ターンにとっては最高のお食事会だと言うが、答えはノーサンキューに違いない。だからと言って、それは何を意味するか?それは―――――。

「はぁ、あ」
自分はターンに抱き寄せられる形で椅子に座り、彼はラム肉をフォークで自分の口に寄せて、食べさせる。もぐもぐと口を頬張れば、油と汁が垂れる様な味だ――彼から、乳房の愛撫を受けなければの話であるが。
「や、めて」
彼は乳房の乳輪をぎゅううう…と引っ張り、びくり。と身を硬直させる。ひううっと悲鳴を上げる。まさか晩餐会と言いながら、このような形になるとは――お揃い男だ。と我ながら思う。が、舌でシャーベットの冷たさを頬張りながら、次の食事を舌でおねだりする様に涎を垂らす。
「ドクター、次は」
ドレスのボタンを外し、下部の赤い茂みを掻き分ける。冷たい指先が、ヴァギナをくぱぁと開かせる――目を閉じ、指先が膣を締め付ける痛みと快感に耐える。
「ひぃ、あああ」
指先が二本、三本と増える。これ以上の快楽は堪らないのであろう、ファーマの目を閉じる姿を見て、ターンはワインを懐から取り出す。
「ドクター――ドクター?」
ファーマは笑っている。こんなに久々に楽しいやり取りは、何時頃だろう。何時もとは違うやり方で、身体の抱き合いをするのは楽しいから。そう思うと、心が弾んでくる。
ファーマはターンの唇を寄せ、口付けを行う。腰を盛り上がった布越しのペニスに寄せ、振る事でゆっくりと刺激していく。ぞりぞりと、赤い茂みで布越しの雄を刺激させ、脱げかけたドレスが床に落ちる。
「ふぅ、ん…」
ターンは息を堪え、快感を耐える。彼女から与えられた刺激はさぞかし堪らないのであろう、口を三日月上にほくそ笑み、ベルトを外し、飛び上がったペニスを彼女のヴァギナに寄せる。
「どく、たー」
ファーマは待っていたと言わんばかりに、ヴァギナにペニスをぬるり。と膣に寄せ――ずぷり。と音がして、腰を振り続けた。ターンはグラスにワインを入れ、その光景をゆっくりと見る。愛おしく、愚かで、気高く、美しい私だけの特別な医者だ。誰にも渡しはしない。そう思っていると、優越感を感じられる――腰をしっかり両腕で掴み、腰を打ち付ける。
「ひぃあ、ああああ〜〜〜〜あっ、ああああっ!?ふぅ…あああああ!」
彼女の嬌声が響く。膣に熱を持ったペニスが、彼女を満たさんとする。子宮口に打ち付け、早くこの女に種を宿したいと熱を打ち付けんとするペニスをゆっくりと抑えた。
露わになった乳房にワインを流し込み、どろりと流れ込むワインを、皮膚を通してぺちゃぺちゃと舐める。
「きた、ないぃ…!やめ、て…ぇ!あああ…やだ、あ!」
あ、あ、あと虚ろな声を出し、ファーマはうつろな人形のような存在になっている。そろそろ限界が近付く頃だろう――ゆっくりと最奥の子宮口に、ペニスを強く叩きつける。
「ああああっ!!!!」
雄から溢れんばかりの精液が流れ込み、どっぷりと彼女の子宮に叩きつけた。

「んっ…」
起立したペニスから、ゆっくりと身を外していく。べとりと赤い茂みは精液まみれになり、乳房はワインで濡れている。恍惚の表情を浮かべた彼女は、くぱぁとヴァギナを開かせた。
今夜は楽しい晩餐会になりそうだ。そう思いながら、また腰を沈め、快楽に堕ちていくのだろう。



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