シトラスの香りに包まれて

私がこの風俗店に来たのは、ほんの気紛れだった。評議会の議員から「せっかくだから夜遊びしていかないか」と言われ、この風俗店にやって来た。浅いパブのような建物であるが、お高い女と夜遊び出来ると言われ、ほんの少し、軽い気持ちで女と遊ぶ事が出来るとゾクゾクした。
ガランガラン。と安っぽい鈴のベルが鳴り、女達が男達を誘惑している周囲を見渡すと、ほんの少し、甘い香りがした。カウンターテーブルに座っている赤い髪をした白いメッシュが入った女からした、甘いシトラスの香りだ。彼女の肩を叩くと、少し不機嫌な顔をしている彼女は、バニーガールの服装と柔らかな乳房とそこから見える首輪とベル。この風俗店に働いている女性の様だろうか。
「…私に何か用か?」「え?」「この店に来たのだろう?」
図星だろうか。と私があたふたと畑芽育ていたら、彼女は「今日はどんなコースが良いか?」と言った。この店の売れっ子だろうか?とふと表情で考えていると、彼女はカウンターテーブルの棚に置いてあったグラスや物騒な玩具を見て、にやりと笑う。
「なら、少し付き合って貰おうか?」

豪華なソファと、テーブルに置かれたグラスとディルドと思わしきアダルトグッズ諸々。彼女はソファに座り、グラスにペパーミントのシャンパンを入れて――口に含む。すると私に、シャンパンを口に含んだまま深い口付けをする。
「!?うぅ…ふっ…き、君…何を…!?」
舌に淡いシャンパンを含み、流し込む。甘い刺激に酔い痴れ、ソファに座り直す。すると女は「ふむ、試したが…効果はイマイチなようだな」と何かを報告している。彼女は、酔った私を見ながら、グロテスクなディルドを――自ら入れるように指示をする。が、女は三つ編みの靴下と、バニースーツをお前の手で脱がせ。私はやらないからな――と言う目線で、自らの行いを強要している様に見えたのだった。

彼女の三つ編みのひもを外し、ぷつりぷつり、ぽつりぽつりと紐を外し――靴下を脱がしていく。露わになる白い素肌、抑えきれない欲求衝動。だが、今度はバニースーツを脱がしていくと言う欲求に、堪え切れなくなった。思いっきりバニースーツをびりびりと破り、裸体を晒す。この時を待っていたのか、彼女は赤い茂みからチラチラとヴァギナを自らの指でくぱぁと開く。そこには誰かと体で抱き合ったのか、こぽりとザーメンが零れている様子が見える。オイルまみれのディルドを彼女のヴァギナに当て込み、ぐちゅぐちゅと入れる。女は悲鳴を上げ、口を押える。
「ふっ…!くっ…!い、あ…!いいっ…そ、そこ…!」
豆の部分を弱く指で攻め込み、女は一層と悲鳴を堪える事が出来なくなった。周りの目線が気になるが此処は風俗店だ。何もかも忘れてしまえ。だが、近くに居た男が彼女の髪の毛を掴み、グロテスクな雄を彼女の口に入れる。乳房を自らの手で掴み、露わになった乳首を他の男が厭らしい舌で舐める。ぽろぽろと涙が出始めた彼女にとって、一層快楽が高まった事だろう。だがしかし、これで終わりではないと思え――自らもペニスを取り出し、彼女の淡いヴァギナに突き刺す。彼女は声でない声を出し――又別の男がペニスで肛門を貫く。男達の乱交で、彼女はイイ快楽を出しているだろう。男達がその光景を見て雄を抜き、そろそろ限界を迎えた頃――女は悲鳴と言う悲鳴を吐き出し、穴と言う穴に精液を噴射されていた。

意識を失った女は、精液に塗れ――ヴァギナからザーメンが流れ込んでいた。赤い茂みは雫を滴らせ、ひくひくと身体を震わせていた。だが、これで終わりではない――いや、恐ろしい事にこの店の偉いさんであろう、何時の間にか現れた仮面の男は――取り出したギャグポールと拘束具を取り出し、彼女に装着させた。彼女にとって永遠の拷問に思えるであろうその光景は、ひどく滑稽であろう。が、自分達にとって恐ろしい地獄の始まりであった。

「良い子だ、私の小鳥――さて、本当の地獄はこれからだ」


「や、ごめ、んな、さ、いぃ!」
目の前に居る両腕両足に拘束具を付けられ、泣き叫ぶ声を出しながらギャグポールを装着させられたファーマがこの店の支配人にお仕置きされながら泣き叫んでいる。やって来た裏社会に通じる男達を皆殺しにした後、死体や血潮を掃除し終わった直後にバイブローターをヴァギナに突っ込まれ、抜き出され、その事の繰り返しをされながら悲鳴を上げている。
「ドクター、ドクターファーマ。今回は仕置きだ…また別の男と交尾をすれば、容赦なく貴方を壊す」
おー怖…とその光景を見ながら掃除をし続けている従業員は見て見ぬフリをした。この影の支配者と思える男は、裏社会に通じていたり色々精神的に厄介すぎると評判であるが、あの女も可哀想な事だ。あの男のお気に入りにさせられて色々怖いお仕置きさせられるの、たまったものではない。増してや、彼女を輪姦した男達を最も惨たらしい方法で拷問して惨殺するって、逆らったらロクでもない最期を迎える…この風俗店はそういった裏社会専門の店であり、不幸な事にこの男の気に入りの女に手を出した時点であいつらの人生は終わってるよ…あー後議員の付き添いである一般人もえげつない最期を迎えたな。まあ不幸な最期でしかないと念仏を唱えながら、その恍惚の光景を見て見ぬフリをした。

乳房にピンクローターでヴヴヴヴとバイブ音を鳴らしながら、陰核をローターで責められる。仕置きされる姿は浅ましい事か。ギャグポールで悲鳴を上げる事すらままならない。ターンはそんな彼女の姿を見て、余程気に入ったのか、傍らに置いてあったチョコレートをヴァギナに入れる。熱で焼いたチョコレートなのか、ヴァギナにチョコレートを突っ込まれる、指で異物を入れられる感覚に悲鳴でない悲鳴を上げながら、暴れた――が、その行為は徒労で終わる事になる。
「うぐぅっ!?」
ペニスを突っ込まれ、動かせ――そう命じられると言わんばかりに口を動かす。陰毛から滴る液を鼻に零し、限界を迎えた時――口を話し、飲み込め。と言う言葉にしがたい、ザーメンを飲み干す。
「さて…ドクター、今度は何をお望みかね?」
だが、ファーマの顔は…心底満足そうだった。



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