終わりの始まり




「これで、私の話はおしまいだ」
スルトは、自分の話を終わらせた。だが、ミロが死んだ事は――つらい事実と同じなのであった。けれども、彼の死は決して無駄にはさせやしない。カミュは、話を続ける。
「もし――スルト、もしもの話だ。私が、裏切ったら」
「裏切る――?そんな事が、あるのなら…私がお前を討つ」
「っ…!」

「だから、私達が居るのだ。殉教者と、彼等を躍らせる恐怖劇を操る者――さあ、本当の終わりを、始めよう」


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