新たな来訪者




「ふざけるな」
グラニルのシグムントは、同じ神闘士であるエイクシュニルのスルトが戦力もとい盟友を仲間にしたと言っていた。だが、納得が出来なかった。何故、自分の弟を殺した聖闘士が此処に居るのか?スルトに食って掛かる勢いでもあった。
「俺は貴様を仲間とは認めない」
「好きにしろ」
スルトはそう言い、その人物は何も答えなかった。
「聖闘士のせいで…あいつは無残にも殺された。例えスルトが許しても、俺はお前を許さない――何故だ、答えろっ…!」

「――水瓶座のカミュ!」

響いたのは、確かな慟哭だけだった。


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