電脳世界。精霊宮『コロッセオ』…精霊王『ナッシュ』が居るエリアでもある。ナッシュはメラグと共にコロッセオに佇んでいた。
「メラグ…」
「はい、何でしょうか『お兄様』」
ナッシュはバルコニーから姿を見せ、電脳世界の賑わいをメラグに説明した。
「この電脳世界は俺が守る。メラグ、お前も…友であるドルベも、ギラグも、アリトも…勿論、ベクターもミザエルも、守ってみせる」
「何故、そのような事を言い出すのです?」
「何か…不吉な予感がするんだ」
「不吉な予感…?」
メラグはナッシュの言葉に疑問を感じ、呆然としている間に…。

電脳世界の一角で、大きな爆発が起きた。

「……!?」
「メラグ、隠れていろ!」
ナッシュはそう言い、メラグをコロッセオに身を置くことを命令した。ナッシュは剣を持ち、騒ぎが起きたエリアへと向かう。
「一体何が起こっているんだ……!?」
ナッシュが其処に向かうと――金色の眼をした少年が居た。まだ12歳くらいの少年であるが…生身の人間だと分かった。
しかし、只ならぬ殺気がナッシュを襲った。心から怯えるような殺気がナッシュを慄かせる。すると少年が電脳精霊を呼び出した。
「なっ…電脳精霊…!?」
いや、漆黒の翼に身を包んだ赤き精霊…『インフェルノ・ウィング』がナッシュを襲う。その危機に駆けつけたのは――ドルベとアリトだった。
「貴様、ナッシュに何をする!」
ドルベが反論をするも、少年は何も言わない――その矢先だった。

「我が名は覇王」

「………覇王!?あの『フィンブルツィールの災厄』の!?」
ドルベは半信半疑だった。覇王がこんな少年な訳がない!嘘だ嘘だ嘘だあり得ない…!恐怖と混乱の中、覇王はインフェルノ・ウィングをナッシュ達に嗾けた。
「――こちらもやるしかないんだな、来い!グローリアス・ヘイロー!」
「召喚!新星のカイザー!」

爆発音が大きく響き――騒ぎはより、悪化したのだった。

Title:レイラの初恋

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