「………ついに大精霊王『ナッシュ』が動いたか」
眼鏡をかけた青年がコンピューターに映し出された座標を見た。揉み上げが特徴的な男は跪いている。
「『ガレス』…」
「はっ」
青年はデータを見、良からぬ事件が動いている事に気づいた。
「貴様は水難事故で華族を失った身だ…孤独に飲まれるな」
仰せのままに。と男はそう言い、主を見た。

「………あーっ!」
十代は書類を見た。『円卓の騎士達』『フィンブルツィールの災厄』『ドン・サウザンドについて』『ダークネスの誕生』と色々な書類が無造作に置かれている。
「ったくパラドックスの野郎、書類をまとめて出すなよ…分別して出せよぉ」
パラドックスが関する事件文集を出してくれたのだが多過ぎる。果てさて書類をどう纏めるか…。
「…ん?」
『オリハルコンの眼』
十代は気になる文集を読む事にした…。

「………はぁ」
カレンは如何しているのだろうか。ジムはそう言いながらベッドに寝転んだ。カレンは自分の相棒であって家族でもある。
「………っ!?」
突如口を何者かによって塞がれた。
「ンンーっ!っ…ぁ!」
胸を掴まれて(揉まれての方が正しいだろう)悲鳴を上げる事しか出来ない状況だった。服のボタンを外されて下着が露わになるが此処で犯されたら――

「――そりゃっ!」

突如打撃音が響き、ジムが目を覚ますと、見知らぬ少年が居た――すると目の前に十代が居た。
「大丈夫か!?」
「……Sorry、大丈夫だ」
水色の髪をした少年だった。まだ小学生程度の少年である。
「こいつが侵入者を撃退してくれたんだ」
少年は自分の方を見た。
「大丈夫?…まぁセクハラ程度で大丈夫だけどね。僕は素良。テック学園の生徒」
「生徒…」
やっとまともな生徒が居たのか。ジムはそう思い、失神した。

title:レイラの初恋
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