人間まぁいいやあしたとか言ってると、それがまた続いて次の日でそんであくるひには何時かやればいいやってなるわけだ。


そんなかんじで一度ネジが緩むと後は今以上にだんだん緩くなって終いにゃ落っこちちゃったりしてそれが何処で無くしたのか全くわからなくなって、そのままそこから崩れていく。自分に合うネジって言うのはそうそうある訳じゃないので再購入とか難しいわけで。そりゃもう特注品。在庫とか存在しないに近い。つまり外れてしまったアイツのネジはもう閉まることもなくこのまま壊れたままなのだろうか?と言うこと。(疑問系なのはまだ望みがあると自分が思いたいからだが)一体アイツは何時何処でそのネジを落として来たのか、そもそもネジなんて元から点いてなくて最初から外れたままだったんじゃないだろうか?



そう思い今までの事を思い返してみる。一年の時は常に隣にいた。右には伊作がいてたまに何もない所で転けて泣く。左にはアイツがいて伊作とはまた別の部類で天然…と言うかどちらか言うとボーっとしていていつも自分達とは全く別の場所を見ていて何を考えてるか解らない奴だった。2年の後半には隣からいなくなっていてでも食堂やら風呂やらでたまに会っていて会話もできていた記憶はある。3年に上がった頃からそんなたまに見る存在も全く見なくなった。そうだその頃からだ。別に避けていたつもりはない筈だし。嫌な物はとことん無視のアイツと少なくとも会話は成立していたのだから嫌われてるとは思えないし考えたくなかった。ならどうして、いきなりアイツは俺の隣から居なくなったんだろう。気付いた時にはすでに遅し。考えても何故かは解らないただ今は隣に居ない昔のアイツを考えながら今木の向こう側でおこっているあの状況をどうにかするべきなのだろうかと頭の隅で考えていた。

(クククッ)
(貴様何が可笑しい!今日こそは逃がさんぞ)

結局何もしないでその場から立ち去った。
(俺には今のアイツをどうにかできる自信がない)






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